鏡の国の王太子殿下 / 山本瑤

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

「鏡の国」を救うため、先代女王に鏡の守護者として見出され現代アメリカから異世界に渡ったティファニーは、亡き王女の遺言に従い王太子であるシリンと結婚する。そして、形式だけの結婚の上に力をうまく使えないティファニーは自分の置かれている状況に悩む。さらに、シリンが突如提案してきた新婚旅行の行き先は、シリンの元恋人がいる地で……

新キャラのニカちゃん(侍女)にときめきました。

現代から異世界に引きずり込まれてやる気のないように思われる王子様と結婚させられてしまう女の子の奮闘物語第二弾。結婚式、昔の恋人、気のいい弟、有能な侍女といろいろ面白くなってきました。
特に昔の恋人はなんだかこれからもいろいろやってくれそうで……女同士の争いになるのか、それとも強敵と書いて友と呼ぶとなるのかまだどちらの可能性も残しているのでちょっと楽しみです。

シリンのつかみ所のなさも相変わらずで、これってわかりにくいツンデレだなぁ、という楽しみもあるかもしれませんね。なんやかんやで徐々にお似合い夫婦になっていきそうなので、お互いに足りない部分を補って行くようになってほしいなぁと思います。続きも楽しみ。

img鏡の国の王太子殿下
山本瑤/明咲トオル
集英社コバルト文庫(2010.03)
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