戦う王女と毒薬王子~神とある国の物語~ / 剛しいら

本の感想, 作者名 か行剛しいら

エバンズをおとなしく王女として見送ったミーナだが、城内で連れ去られてしまい、ハッシュウィルの貴族イアンに捕らえられてしまう。助けに来てくれた神様の力を借り、イアンの義母であるイライザにとりいることに成功したミーナは、「イアン」としてハッシュウィルの宮廷デビューを果たすことになる。

ミーナは間が悪いなぁ。

妙に和む神様と、その神様の力を借りる事になった王女さまの物語のシリーズ2冊目。
初めての恋にドキドキして、王女としてではなく「男の子のフリ」して会って触れ合った時の事を言いたくても言えない!というミーナちゃんが可愛かったです。かわいい元気な王女様はよいものです。
対するエバンズさんは、名誉を回復し自分の地位を取り戻すためにミーナの兄達と共に故国に……行くはずがさらわれたミーナの行方を追ってハッシュウィルに。お約束のなんでここにあんたが!という展開が非常にときめきでした。

あれやこれやがいろいろ繋がりそうで、でも問題が山積みでと続きが楽しみです。みんな幸せになれるといいなぁ。

戦う王女と毒薬王子 -神とある国の物語- (ビーズログ文庫)戦う王女と毒薬王子~神とある国の物語~
剛しいら/佐倉汐
ビーズログ文庫(2012.05)
amazon/honto