貴族探偵エドワード 白き古城に眠るもの / 椹野道流

本の感想, 作者名 は行椹野道流

古城ホテルを開業した料理人からホテルで起こる怪奇騒動を解決して欲しいと依頼を受けたエドワードは、助手のシーヴァ、助手見習いのトーヤらと共に現場に向かう。地元の村で聞きこみを行った結果、件のホテルは昔からいわくありの城らしく……

ツンツン刑事が和むな。

シリーズ2冊目。私立探偵、助手、助手見習いと3人体制になったエドワードの探偵物語2冊目。古城ホテルで巻き起こる怪異を見事に解決したお話でした。
そして、今巻でどうも闇でうごめく当面の「敵」のような存在も出てきたのですが、出てきたのですが、なんだかちょっと想像していたものと違うなぁ、と。まずはこのシリーズがここまで怪奇メインと思っていなかったので、そこで思っていたのと違うなぁというのがあるんですが、更にこの人は何をしたいんだろう(そしてエドワードに何をさせたいんだろう)というのがありまして。

手元に後ちょっと既刊を揃えているのでそれを読むとこのモヤモヤは解決するかなぁ。怪奇はそれほど得意じゃないので、若干悩むところです。シーヴァのラブコメは面白いんだけどな(エドワードにラブコメはないのか!)。

貴族探偵エドワード 白き古城に眠るもの
椹野道流/ひだかなみ
角川ビーンズ文庫(2008.03)
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