贅沢な身の上 さあ、その手でときめきを描いて! / 我鳥彩子
皇太后から呼び出しを受けた花蓮を天綸は心配するが、今の環境を死守したい花蓮はなんとなくその場を乗り切ってしまう。一方、都では画家を狙った謎の事件が頻発。さらに追放になった公子や前王朝の末裔を担ぎ出そうとする一派の陰謀もあるらしく、天綸はそれらの対応に追われる。
祭典って、それか。
シリーズ4巻目。花蓮が通るとそこに事件(ついでにいつの間に解決)という、うまく行きすぎてるんだけどなんだか楽しいラブコメシリーズ6話目。花蓮に関することでは陛下の残念度がストップ高(その他はかっこいいのに)で面白かったです。
今回登場された絵師さんは……この人も面白いなぁ。花蓮と真奏さんとの三人のトキメキ談義がやっぱり面白かったです。羽ばたきをやめない妄想トークが素晴らしかったです。
陰謀面は進んでいるような潰れて一回お休みのようなでのんびりと。そんな中、今回のメインテーマである煌恋検定が祭典にまで昇格していて、しかも今回で片がつかずに次回に持ち越しって!わいわいと楽しかったし、鳴鳴関係もなかなか楽しい展開を見せて来たので次回も楽しみー。
贅沢な身の上 さあ、その手でときめきを描いて!
我鳥彩子/犀川夏生
集英社コバルト文庫(2012.11)
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