宝塚-花組 / 「新源氏物語」「Melodia」
花組さんの源氏物語とショーを観て参りました。
美しければ、それでいい。という眼福な公演でございました。
■新源氏物語
田辺聖子さん原作の源氏物語の宝塚版。たぶん私これ観たの初めてで(少なくとも初演は観ていない)、どのあたりをやるのかなぁと思ってたら大体全部ダイジェストで駆け抜けていったお話でした。よくまあ1.5時間に個ここまで納めましたね、的な……。もちろん光源氏に翻弄される(翻弄する)女性陣が全員出演しているわけではなく、藤壺の女御、葵の上、六条御息所、紫の上、朧月夜、弘微殿の女御(あ、最後の人はちょっと違う)あたりがメイン。開演5分前くらいまでまともに配役を確認してなくて、六条御息所がゆずかれーさん、だと……!と若干混乱したまま観てしまいました。
個人的に光源氏の存在自体許せないと常々思っているので(物語は面白いんだけど)、なかなかよくできてるなーと斜め上から観てしまいましたが、とにかく男性陣も女性陣も衣装がとても華やかできれいで、そしてなにより明日海さんがとても麗しかったのでもうそれだけで何でも許せてしまう気になってしまいます。おかしい、光源氏は締め上げたい主人公トップ10に入っているはずなのに……あすみまじっく。幼女をさらってしまう光源氏も、ああもうこの人なら仕方がないよね、的な。おそろいいあすみ光源氏。
光源氏と頭中将、柏木と夕霧が対で舞を披露するところ(あれなんていったっけ?)はとてもかっこいいので、見に来てよかったと心底思いました。
■Melodia-熱く美しき旋律-
お次はかわってザ・タカラヅカな見応えのあるショー。この前観たショーが「ラ」なせいか、すごくじっくりとショーをみたきもするのですが、それは比較対象がラだからであって、スピードとしては普通だったかも知れません。
それはともかく、このショーはいつもの宝塚のショー比で娘役さんを堪能しまくれる素晴らしいショーだったと思います。じゅりあ様が紅一点の女海賊になっているエルドラド?のシーン、あのシーンのじゅりあ様が大層格好良かったので私は成仏できるような気がしてます。あと、銀橋で男役引き連れて真ん中でトップスター感を醸し出していたじゅりあ様。これすごいよかったので私は成仏(以下略)。
その他にも娘役さん群舞があったり、ジャズのシーンは格好良かったりと楽しいショーだったなぁ。
===
今日の公演は初日明けだからかまだ若干バタバタ?しているようなかんじで、お芝居でもショーでも裾ふんでこけたっぽいのみたし(ショーではたしかじゅりあ様だったような気もする……)、パレードで花乃さんの髪飾りがとれたりと、生の舞台だなぁというシーンが幾つかありました。こういうシーンにあまり遭遇しないので、珍しいなぁとちょっと感心してしまいました。