スイーツ王子の人探し おとぎ話は終わらない / 本堂まいな

本の感想本堂まいな

特に深く考えることなく水原の家にお菓子を作りに行っていた狭霧だが、水原に思いを寄せる千里からその事実を指摘され、狭霧は水原の家でのお菓子作りを千里に譲る。一方、当の狭霧は空手サークルの王子さまことミシェルに勢いで告白されてしまい……

大学卒業をもって完結、最後まで読めてよかった。

ネットで途中まで読んでて長期更新停止になってていつの間にか本が出ることになってたスイーツ王子のお話。スイーツ王子ことミシェルと狭霧の話じゃなくて狭霧とスイーツ狂の水原の話じゃないか!(それは1巻の時点でわかってた)と思いました。前巻くらいのところまではネットで読んだかなぁと思っていたんですが、今巻の半分弱くらいまでのところは読んでいたようです(そして最後へのラストスパート前くらいからは初読)。
それはさておき、ミシェルが男前で、水原がへたれてて、狭霧が大混乱で千里も千里で男前で、空手サークルの人たちは相変わらず騒がしくて、有岡先輩はのらりくらりで、なんというか、山はあったのかなかったのかといえばなかった気はするけど話の最後まで読めてよかった、という、そんななんとも言えない心持ちで読了してしまいました。面白いんだけど、本になると少し弱かったかなぁ。

最後は水原の一人勝ちですが、他の人がどうなったとかちょっと気になるのでその辺りネットの番外編とかで補足されてないかなーと捜索してみようかと思います。

スイーツ王子の人探し おとぎ話は終わらない
本堂まいな/モゲラッタ
角川ビーンズ文庫(2016.1)
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