本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員」(全9巻)/香月美夜
本関連でローゼマインを怒らすと怖いな、と何回か思いました。
主に(?)学園生活の第四部、面白かったです。主に、に?がついているのは、図書館にこもりたい一心で初回のテストですべて合格してしまう主人公が貴族院で授業を受けることはほとんどなく、それどころかしょっちゅう(本関係で)ぶっ倒れたり(神殿のお仕事関係含めて)さっさと領地に呼び戻されていたからです。私の思っていた学園生活と、だいぶ違う(笑)。
ここではローゼマインの貴族院での2年生までが描かれていて、学校の図書館にハッスルするんだろうなー、本を布教するんだろうなーとかそのあたりはある意味予想通りの展開だったんですが、話が進むにつれて、そういえばこのお話、割と容赦なくドバっとなったりぶしゃっとなったりするんだった……しかも今回いきなりゲームチェンジできるぐらいの秘密の過去を持ってきたぞ???という急展開でいろんな意味ですごかったです。ローゼマインの暴走具合を生暖かく楽しんんでたところに急にこれだから……(ほめてます)。そして、今までと同様最後の方は涙をこらえながら読んでしまいました。一部とか二部とかとおんなじ感じで。もう愛だよ、家族愛。すごい大きな家族愛。
学園生活や貴族のどろどろ何かも面白いといえば面白いんだけど、わくわくするのは下町のお商売関係かなぁ(でも新製品関係のわくわく感はなくなってしまってるんだけど……)。これからさらに領地の外でのお商売もどんどん広がっていきそうなところに、国を揺るがすような展開にもなりそうだし、最終章も楽しみです(と言いながら読み始めました)。
本好きの下剋上~司書になるためには手段を選んでいられません~第四部「貴族院の自称図書委員」(全9巻)
香月美夜/椎名優
TOブックス
【amazon/honto/
BOOKWALKER】
ディスカッション
コメント一覧
まだ、コメントがありません