本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

親が負った借金を肩代わりしてもらうかわりに、富豪の息子で歩く迷惑・バートと婚約したクレアは、20歳までに肩代わりしてもらった借金を全額返済すれば婚約を解消するという約束を果たし、無事婚約の解消にこぎつける。バートから次のバートの婚約者候補に会うための隣国への旅行に誘われたクレアは、珍妙なバートの婚約者としてのノウハウを記した「引継ぎ書」を次の婚約者に渡すためにその誘いに乗る。

これはよいラブコメでした。

本の感想, 作者名 さ行凉原みなと

田舎に引っ込んでいた父の死をきっかけに、騎士として士官を始めたサグディンは駐屯地への食糧の輸送警護中に森で不思議な少女を見かける。サグディンがたどり着いた町では、駐屯する騎士のせいで姉が行方不明になったという少年がおり、行きがかり上サグディンは少年らとともに行方不明になった姉を探しに禁忌の森に入ることになるが……

最後に、きましたがな。

本の感想, 作者名 さ行椹野道流

成人の儀式のために嫌々ながら故郷に戻ったエドワード。通常は「儀式をううまく取り仕切る」ということが成人の儀式の条件であるものの、エドワードに課された条件は「何者かが赤ちゃんに取り憑いた」という領民の訴えを解決することだった。

エドワードの家族が、ベタながらも素敵。

本の感想, 作者名 さ行椹野道流

ロンドラに転勤となった馴染みのプライス刑事がエドワードの元に相談を持ち込んだのは、最近ロンドラを騒がす謎の「見境のない吸血鬼」事件。手がかりがほぼ無い状態で、エドワードは偶然再会した学生時代の友人アルヴィンの力を借りて事件の真相をさぐることにする。

発明メガネはいいものだ。

本の感想, 作者名 さ行汐見まゆき

クレーエの戴冠を目前にし、なかなかまとまらない宮廷を何とかしようと、リヒトとミヒャエルは田舎に引っ込んでしまった「ブタ」と「カボチャ」と呼ばれる前女王の側近を呼び戻すために、手分けして二人のもとを訪れる。前女王以外に仕える気のない二人の説得にあぐねるリヒトに、ミヒャエルが行方不明になったという一方が入る。

これもひとつの家族の形。

本の感想, 作者名 さ行清家未森

アルテマリスとの誓約の儀を目前に控え、盗まれたシアランの国宝を秘密裏に探しつつ外交に勤しむミレーユは、同じく目前に控えたリヒャルトの誕生日プレゼントに頭を悩ます日々を送っていた。お妃活動で仲良くなったシュヴァイツのユーディア姫に誘われて彼女のお茶会に参加したミレーユは、そこである事実を知ってしまう。

き、気づいてミレーユ(からかわれていることに……)。

本の感想, 作者名 さ行清家未森

結蓮に結婚を迫っていた太子・崇怜が、御使いに宛てた結蓮の手紙を手に実は自分が御使いなのだという驚きの告白を結蓮にしてきた。疑問を感じながらも、御使いだという崇怜を邪険にできない結蓮は、彼と無理やり親交を深めさせられることとなる。一方、花街で起きている謎の妖怪絡みの事件のため、季隆は結蓮には詳しい事情を話さずに寝る間を惜しんでその対処に当たっていたが……

あら、わりと引きずらないようで。

本の感想, 作者名 さ行小田菜摘

皇太子であった兄の急死に伴い、なんの準備もなくブラーナ帝国の皇太子となってしまったアンティクレア皇女に、現皇帝でアンティクレアの母であるグラケィアは自身の腹心であるルキウスを指南役につける。アンティクレアの婿の座を狙う貴族たちは、アンティクレアからルキウスを引き離そうと陰謀を張り巡らせる。

やっぱり好きだな、このシリーズ。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

鬼の襲撃を受けた陰陽師寮もすぐに復旧したが、間を置かずして内裏にあの時と同じく、人を狂気に駆り立てる香が充満してしまう。道冬は綱や吉昌とともに香の原因を追って内裏を奔走するが、彼らの前に最悪の敵が立ちはだかる。

付喪神連合が思いの外頼りになってちょっとうるっときた。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

ヴォルムス帝国の皇太子カリアスの妃候補となったフラーウェン公国レアティーナだが、公国からヴォルムスの宮殿にやってきたレアティーナを溺愛する兄四人の策略で、カリアスと距離を置かなくてはなってしまう。レアはカリアスへの想いを持て余しながらも、カリアスの母である皇后の命令で、カリアスとともに先日の事件の「関係者」への「お礼参り」に行く事になる。

かわいいなぁ、もう。