本の感想, お気に入り, 作者名 さ行須賀しのぶ

全てを捨てて建明を追い、馬賊の一員となったフミ。徐々に馬賊の仲間たちにも認められ、愛馬との息のあった活躍ぶりに仲間に「仏子」とありがたがられる存在となる。そして、モンゴル独立運動のために機をうかがう建明は、失脚したセミョーノフの腹心ウンゲルンに目をつけ、そして過去の因縁のある相手も運動に取り込もうとする。

圧巻、という一言に尽きるラストでした。

本の感想, 作者名 さ行桜木はな

西の孤島出身のエステリアーナはロマーナ王国本土の寄宿学校を卒業し、故郷に戻る途中で海賊に襲われそのままさらわれてしまう。セリムと名乗る海賊と舌戦を繰り広げたエステリアーナは、売り言葉に買い言葉で帝国の後宮に売り飛ばされることになる。そこでのエステリアーナは、皇子の花嫁候補を集めた「学校」で妃候補たちにロマーナのことを教える、という仕事を受け持つはずであったが、いつの間にか一緒に妃教育を受けることになってしまう。

後宮と海賊がどうやって両立するんだ!と思ったらなんとなく両立してた。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

都で密かに騒ぎを引き起こしている謎の一団の陰謀は、入内を控えた藤原の姫へと伸びる。とある事件から道冬に親しくしてくれている右近の少将に誘われて、偶然その姫とまみえることになった道冬は、訪れた屋敷で友人の綱と出会う。綱は依頼を受けて屋敷の警護に当たっているらしく……

ヒロインの座に変動があったらしいです。

本の感想, 作者名 さ行汐見まゆき

結婚翌日に寡夫かつ七人の子持ちとなった「顔だけ王子」リヒトは、娘かつ次期女王であるクレーエの即位に必要な儀式をとり行うため、隣国ズィグナルに向かう。しかしそこでリヒトは息子のロランとクレーエと喧嘩をしてしまい、さらに痴話喧嘩に巻き込まれた挙句、娘たちとともにさらわれてしまう。

愚息とお父さんのやりとりがよいものです。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

大陸で最も力を持つヴォルムス帝国の皇太子妃の選考会に参加した小国の公女レティアーナだが、皇太子妃になるつもりは全くなく予定通り最終選考に残らずに帰国できるはずが、とある人の気まぐれで滑りこみで最終候補に紛れ込んでしまう。選考会の当事者なのにやる気のない皇太子カリアスと利害が一致したレティアーナは、自分を結婚相手に選ばない代わりに皇太子妃選びの手伝いをするという密約をカリアスと交わす。

可愛いお話で、面白かった!

本の感想, 作者名 さ行清家未森

近いうちに嫁ぐ公主の周囲で怪奇現象が発生し、その原因追求と護衛のために上司で偽装婚約相手の季隆と公主の元に詰めることになった結連。しかし、公主は結蓮たちを追い払おうとあの手この手のわがまま放題で、さらにかねてから結蓮に求婚する公子まで都にやってきて、結蓮に猛アタックをかけてくる。

動揺する季隆さんがおもしろい。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

陰陽寮で突如実施された試験時に、不幸なことに巻き込まれ最下位となってしまった道冬。成績下位者への救済策として行われた追試では、陰陽道・天文道・暦道それぞれの専攻の首席と最下位者が組んでとある尼寺で課題をこなすことになり、追試には陰陽道の首席・吉平と天文道の首席・吉昌らも参加することになる。

あっと驚きのニューヒロインが登場しました。。。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行汐見まゆき

小国マーテルの第四王子リヒトは見た目が取り柄で、その趣味から「釣り王子」と呼ばれつつものんびり穏やかにマイペースに過ごしていたが、ある日父から大国バフラムの女王アマリリアに婿入りするよう申し渡される。王子の責務として婿入りを決意したリヒトにつきつけられた現実は、婿入りと同時に自分と同年代以下の少年少女7人の父親となることだった。

これは良い王宮ホームコメディだな。好き好き。

本の感想, 作者名 さ行瀬川貴次

傷心の家付き幽霊・源融(元時代をときめく貴公子)を慰めるため、自邸の庭で宴を開くことにした見習い陰陽師の道冬だが、宴の最中に庭に突如百鬼夜行があらわれる。百鬼夜行に融と「畳」が巻き込まれてしまい、二人を助けるために奔走する道冬だが、今度は道冬自身が百鬼夜行に飲み込まれてしまう。

畳が掛け値なしに正ヒロイン。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行涼原みなと

由緒はあるがお金はない子爵令嬢エデレイドは、成金の御曹司との結婚話を回避すべく、一攫千金を目指して競馬場に向かい、そこで「黒旺号」に魅了される。そして、競馬場で夢敗れたエデレイドには、成金との縁組に変わりなぜか名門でしかも黒旺号の馬主のアンブロージオ侯爵との結婚話が用意されていた。政略結婚と納得ずくで嫁ぐことになったエデレイドは、侯爵が黒旺号を売ってしまったことを知り、侯爵に借金をして黒旺号を買い戻し、その借金を返すために身分を隠して騎手として黒旺号とレースを挑むことになってしまう。

エデレイドの前向きさが清々しかった!