本の感想, 作者名 あ行江本マシメサ

自身とエリザベス・オブライエンの出生の秘密の手がかりを掴んだエリザベスは、体調が戻り次第裏とりを進めようとするが、時を同じくしてシルヴェスターが事故に巻き込まれ、意識不明の重体という知らせを受ける。シルヴェスターの様子を確認したいエリザベスだが、一歩先んじたエリザベス・オブライエンのおかげでシルヴェスターには会えずじまいとなり、シルヴァスター不在の中ユーインの助力を得て「エリザベス」の謎とシルヴェスターの事故の黒幕を探ることになる。

女性陣が強くて良いものでした。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行桜あげは

ハークス伯爵令嬢のブリトニーは12歳にして婚約破棄を言い渡された瞬間に前世の記憶が蘇り、自分が人気少女漫画の登場人物の一人として転生していることに気づく。しかも、ブリトニーはヒロインをいじめ抜く悪役王女の取り巻きの一人で、「白豚」と揶揄される程の立派な体格の性悪令嬢で、物語の中盤で処刑により退場してしまう。処刑回避のために、王女の取り巻きとなることを阻止すべく、健康的な体を得たうえで王都にあがらなくてよいように15歳までに新たな婚約者を見つけるためのブリトニーの過酷なダイエットの日々が始まる。

悪役モブへの転生モノ、なんかすごい面白かったです。

作者名 さ行瀬川月菜

通常男性しか精霊師の力を持たないと言われる中で精霊師としての力を持つキーラは、女性であることを隠して亡き兄の名ルークを名乗り、父亡きあとは翡翠の森で一人で生計を立てていた。一つの場所に留まり、性別を隠して暮らしていくことに限界を感じはじめたキーラは、副都の有力者の依頼をこなすことで旅の資金を稼ぎ、父や兄と過ごした翡翠の森から旅立つことを計画するが、ある依頼を解決しようとする中でトラブルに巻き込まれる。運良く副都の守備隊の隊長ヴァーツラフに助けられたキーラは、安全の確保のために「女装」してヴァーツラフに匿われる事になる。

ニヤニヤが止まらなかった……

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行江本マシメサ

当初の身代わり目的は達成したものの、真相を突き止めるまでは身代わりを続けることを決めたエリザベス(リリー)は、シルヴェスターと共同戦線をしくことになる。エリザベス(本物)をおびき寄せるために、シルヴェスター扮する謎の恋人との噂をばらまくエリザベス(リリー)に、婚約者のユーインが婚約破棄を伝えてきて……

ユーイン、いいやつ……

本の感想, お気に入り, 作者名 は行八巻にのは

月島の駐在所に勤める真面目が取り柄の女子力皆無な女性警察官・晶は、女子力(と武道)の師匠が主催する職業を詐称した合コンで腹黒イケメンハイスペック青年の千影と出会う。その恵まれた外見が原因で女性不審に陥っている千影から、カモフラージュのために偽彼女として付き合えと迫られた晶は、持ち前の人の良さと男慣れできるように訓練してくれるという千影の脅しに屈して、警察官であることを告げらぬまま付き合うことになる。

「武士」な晶ちゃんがかわいかった!これは良いラブコメ……。

本の感想, 作者名 か行櫛木理宇

見たくもない「もの」が見えてしまう森司は、高校の後輩こよみに密かに恋していたが想いを伝えることができず浪人して大学に入学する。現役で同じ大学に入学したこよみがオカルト研究会に入ったと知り、なし崩し的に森司もオカ研に入会してしまう。そんなオカ研には怪奇現象に悩まされている人が日々相談にやってきて……

青春っていいっすな!というようなライトホラーでした。

本の感想, 作者名 さ行白川紺子

通称「椿屋敷」で隠居生活を送っている柊一は、ワケありの香澄と利害の一致から偽装結婚をした。近隣の住人に相談役として頼られている柊一のもとに様々な相談事がもちこまれ、そして二人の結婚を訝しむそれぞれの親族が椿屋敷を訪れと、なかなか落ち着いた毎日を過ごすことができず……

「年の差」「偽装」「若夫婦」というこのコンビネーションがよいですね……。

本の感想, 作者名 な行仲村つばき

植物が育ちにくく花が貴重なシュタイン国において、貴重な花を利用して作られる香水は権威の象徴であり貴族の特権であった。そんな中、香水店フロノワを開いた調香師のフェイは一般の市民向けの香水を売り出し人気を得ていた。そこで見習いの調香師として働くリンディールは、昔助けてもらった命の恩人を探すために調香師になることを目指すが、才能がなく失敗の連続の日々を過ごしていた。

ベタながらも恩人探して頑張る女の子っていいものだなぁというお話でした。

本の感想, 作者名 さ行白川紺子

祖母からいわくつきの着物の管理を引き継いだ鹿乃。残る着物は最後の一枚となり、その来歴を探ると野々宮家にゆかりのある女性の着物であることが判明する。野々宮家から出奔した女性のものだということで、女性の足跡をたどっていくが……

最終巻、鹿乃と慧が初々しいような熟年夫婦なような(ごちそうさまでした)

本の感想, 作者名 あ行一原みう

ヴェルサイユ宮殿にいる夢、雪山で逃避行をしている夢、そして修道院で同年代の少女たちと錬金術の研究を続ける夢を見続けるセラフィーヌは、ある日目覚めたとき錬金術師のカリオストロ伯爵に保護されていた。「頭の中の小さな箱」にしまいこんだ記憶以外を失っているセラフィーヌは、記憶を取り戻すためにセラフィーヌがいたというR修道院に行くために、カリオストロ伯爵の手伝いをすることにするが……

不思議な空気に包まれた物語でした。