本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他和泉統子

男として生まれたはずなのに、とある裏取引のおかげで「皇女」として育てられたアレク。異母兄が皇帝に即位したらめでたくお役ご免で庶民にクラスチェンジできる予定だが、その日はなかなかやってこない。そんなある日、「お見合い」のために乗り込んだ先では国は荒れ果て、魔女レオンの呪いが渦巻いているという。アレク、異母兄、そして道中合流した謎の美女とともに事件の真相を探ることになったアレクは……

とても素直でかわいい男の子(ただし女装)が変な家族に振り回される話。BLじゃないよ!

本の感想, 作者名 な行野村美月

琴吹と付き合いを始め、穏やかな毎日を送っていた心葉だがそんな日も長くは続かなかった。「天野遠子が消えてしまう」―卒業を前に遠子から告げられる衝撃の言葉に動揺する心葉にさらに流人は追い打ちをかける。心葉を作家にするために様々な手段を講じる流人に追い詰められる心葉は……

本の感想, 作者名 な行野村美月

「悪い人にさらわれたので、宿題と着替えを持って助けにくるように」
夏休みも終盤のある日、文学部の部長天野遠子から謎の電報を受けとった心葉は気乗りしないまま、姫倉が所有する別荘に向かう。この別荘は曰く付きの別荘で、「白雪」と呼ばれる妖怪が潜むという沼地のほとりにある。その昔「白雪」が引き起こした悲劇と同じ状況が整ってしまった別荘では……

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他夕鷺かのう

地元では立派なヤンキーだった穂倉梓は、両親の不慮の事故を受けて母親の実家である田舎の皆花村の祖母に引き取られる。そこで待っていたのは恐ろしく地味な生活に、母親の実家の神社での巫女修業。しかもその上彼女の前に同級生(理系メガネ)の染井良信がやってきて、一緒に父親を捜してほしいと頼まれてしまう。なんでも染井の父親は、梓の祖母の神社の神様だというのだ。

軽快な語り口に主役二人の絶妙なコンビネーションが面白かった!です。

本の感想, 作者名 ま行水戸泉

千年の時を生きるファウスリーゼは死者を屍鬼として蘇らせる力を持つリリスとして孤独な生を生きていた。屍鬼は生きるためにファウスリーゼを恋い慕うが、彼女の屍鬼である真木名だけは他の屍鬼とは違いファウスリーゼに対に傲岸不遜な態度を取る。

噂に違わぬえろえろっぷりでした。

本の感想, 作者名 か行剛しいら

まもなく皇帝に即位する皇子の後宮を作るため、全国各地から美女が集められいる中、遜家の跡取りとして、女でありながら男として育てられた香蓮は妹のかわりにお妃候補として中央に行くことになってしまう。”婚約者”だった桃花とともに、後宮の女官を狙っていた香蓮は、彼女たちを中央まで護衛した先生帝の子供である白勇波に惹かれていき……

中華後宮(にはいる前)ファンタジー。このロマンスは結構好物。

本の感想, 作者名 か行くりたかのこ

東国出身の傭兵センリは通りがかりにに湖に投げ込まれておぼれいた少女テアを助ける。何者かに追われているらしいテアを助けるために、テアの口車に乗り「夫婦」となってしまったセンリ。成り行き上一緒に旅をすることになった二人は、立ち寄った村が山賊の襲撃を恐れていることを知り、用心棒としてしばらく滞在することになる。

時折シリアスなコメディファンタジー。

素人の観劇日記文楽, 観劇(宝塚以外)

めでたそうな幕久しぶりに文楽を見てきました。
年に1回(?)やってる文楽教室。今回は26回目とのこと。
演目は「二人三番叟」と「傾城恋飛脚 新口村の段」。間に太夫さん+三味線、人形遣いの技芸員の方の「文楽へようこそ」の解説がありました。

やっぱり文楽はいいものです。これまた熱が再燃しそうだ……。

本の感想, 作者名 や~わ行・他ゆりの奈櫻

平凡なはずの女子高生・真梨は亡き父がフランス名家リス家の出身で、彼女がリス家唯一の跡取りであるということを知る。ジャンヌ・ダルクの血筋につながるリス家の女子は不思議な力を持つと言い伝えられており、その力を狙う一団から母と自分の身を守るためにフランスに向かった。

ヨーロッパを舞台に繰り広げられる前世の恋をからめたロマンスでした。たぶんいわゆるハーレ○イン風。

本の感想, 作者名 か行九月文

嫁入り途中に時の狭間に迷い込み元いた時間に戻れない”あこ”とその一行。婚約者である直継はあこが元いた時間に戻るための手段を探すといい、あこはそれに従い直継の屋敷に引き続き滞在することになる。しかし、「いないはずの」あこの存在のおかげでもののけが近づきやすい状況になっているため、あこは直継の腹心の屋敷に移動することになるのだが……

直継の無自覚ラブとそれに翻弄されるあこの初々しいやりとりがすばらしかったです。