作者名 あ行 春の雨 手習どころ神田ごよみ / 岡篠名桜
祖父の跡を継ぎ、内神田の手習所の師匠を務める上谷家の長女・理与は、妹の皐と義母のお純とともに手習所を切り盛りしていた。上谷家は理与の父の死後、嫡男である弟幸太郎が出仕のかなう年齢に達することを待つ必要があったが、幸太郎はまだ成人しておらず、なかなかその日はきそうにない。そんなある日、手習所に通う男の子が行方不明になるという事件が起きる。幸太郎と同年代の少年がさらわれたため、幸太郎の身の安全にお純は過敏になってた、
幸太郎君がどこまで妨害するのか……気になります。