本の感想, 作者名 あ行石和仙衣

水派の巫女姫・玉藻は、水派と敵対していた丹土の王のもとに友好の証として嫁ぐこととなるが、丹土に向かう前夜、水派で反乱が起きる。兄である岬となんとか逃れることができた玉藻だが、岬は水派を出る際に獣と化す呪いをかけられてしまう。追手をかわしながら丹土に向かうふたりは、途中で隠れ里の二神に助けられる。

わりとざっくりと容赦の無いお話でしたが面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石和仙衣

神が一時休む地・徒野の巫女の雪荷は、最高神・伊宇夜に見初められ、伊宇夜神の巫女として神殿に向かうことになる。しかし、神殿に向かう道中に襲われ、隠れ里の神への生贄として売られてしまう雪荷は絶体絶命のところを炬と名乗る若神に救われる。成り行き上、炬は隠れ里の新たな土地神となり、雪荷は里の巫女として里を豊かにすることを決意する。

古事記をベースにした神と人の恋物語、面白かったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石和仙衣

魔法の鷹ノアが守護する<夢の平原>で花婿を待つ最後の乙女になったカタリアは、ひとり彼女を迎えに来てくれる青年を待っていた。そんなある日、平原にエルダーと名乗る無愛想な青年が迷い込む。すんなりと平原とカタリアの立ち位置を理解したエルダーだが、彼はカタリアを平原から連れ出すつもりはなく、ひとりで現実世界に帰ってしまう。これ以上待ってられないと平原から旅立つことを決めたカタリアは、自分の手で幸せになることを決意する。

これもまたよい少女小説でした!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石和仙衣

裕福な上流階級の令嬢メリッサは、休暇で滞在した伯父の屋敷で見物したサーカスに魅了され、そこでサーカス団員で綱渡りの青年リンドウと、その相棒で人語を解するライオン・ギデオンに出会う。ふたりに会うために毎年伯父の屋敷を訪れていたメリッサは、やがてリンドウとギデオンの秘密を知るが、メリッサの幸せを願うリンドウは……

よいラブストーリーでした。