お狐サマの桜吹雪ッ! / かたやま和華

本の感想, 作者名 か行かたやま和華

正月早々挙動不審な鷹一郎が突如家を出た。シデンと共に武者修行に出たらしいのだが、紗那王の探索にも引っかからない。松寿王に鷹一郎の旅の真相を聞くことに成功した桐緒は、紗那王と兄を追うことにするが……。


お狐サマの第5巻。兄を追ってやってきた羽古音(ハコネ)で出会ったのは懐かしのあの人だった……、という一巻からひきずってひきずってのあのネタがようやく前進か?のお話でした。

ぬらりひょん昼行灯の鷹一郎がシリアスモードだっただったせいか、今回は今までよりはちょっとシリアス目に進んでいく(ように思ったのですが)ものの、物語の根幹にあるらぶこめっぷりは健在でそこらへんは大変楽しませていただきました。ごちそーさまです。進むか進まないかいつも微妙な前進のお二人さんですが、着実に進歩はしているのでよかったですねぇ、と。要所要所で紗那王の色気全開、桐緒たじたじと読んでて楽しかったです。もっとやれー(オヤジのヤジ)。

斑娶りやお家騒動関係はあんまり前進してませんが、なにやら奥ではいろいろとありそうな感じですね。二人のらぶこめもいいですが、ここらへんの前進にも期待してます。

imgお狐サマの桜吹雪ッ!
かたやま和華/風都ノリ
B’s-LOG文庫(2008.03)
ISBN:978-4-7577-4018-1
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