ヴィクトリアン・ローズ・テイラー 恋のドレスと黄昏に見る夢 / 青木祐子
シャーロックの心を得るため、『夜想』にドレスの作成を依頼したアディルは噂の仕立人ミセス・コルベールと対面する。一方、闇のドレスの仕立人を探すシャーロックとケネス、そしてクリスもまたミセス・コルベールについに対面するが……
本編10冊目のヴィクトリアン・ローズ・テーラー。
闇のドレスの真相に迫る内容なだけに、なんというか一部を除き重いというか暗い展開だったように思います。
まるでラスボスのような執念でシャーロックに迫るアディルが、ドレス効果もありちょっと怖かったなぁ。アディルは芯も強いだけに、ドレスの力まで得てしまうとどこまでも行ってしまいそうな。かなりしっかりしているお嬢様で、ダークサイドに行っていない限りかなり好みなのですが。まだまだ引き下がりそうな雰囲気がないだけに、今後の動向が気になるところ。
夜想やミセス・コルベールについては大部真相が明らかになってはきているものの、まだまだ謎な部分が多く読んでいる途中軽く混乱してしまいました。いったい何がどうなってるんだーというのが正直な感想。
一方、いろいろと「ついに」という感想を拝見した「ついに」の部分ではここまでが長かったよねぇとすこし感慨深いものがありました。ヒロイン・シャーリーの面目躍如か(違)。クリスにまで誰より乙女らしいと言われる始末のシャーリーなので、何だったらこのまま突き進んでほしいです。
恋のドレスと黄昏に見る夢 ヴィクトリアン・ローズ・テーラー
青木祐子/あき(イラスト)
集英社コバルト文庫(2008.04)
ISBN:978-4-08-601148-89
【bk1/amazon】
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コメント一覧
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こんにちは。「あわせて読みたい」から来ました。
私もこのシリーズが大好きなのですが、こちらの感想は的確に纏まっててスゴイなぁと思いながら読ませていただきましたw 私は、無駄に長くて…(笑)。
>ヒロイン・シャーリーの面目躍如か(違)
やっとでしたねw このまま頑張って!!とひたすら応援です。
『別冊図書館戦争』ともどもTBさせていただきました。 ご迷惑なら仰ってください。ではw
りるさん、こんばんは。初めまして。
ようこそおいでくださいました。
感想が短いのをお褒めいただくとは……恐縮です……(ビクビク)。
読了後すぐに感想書いたらわりと長くなるんですが、最近ちょっと時間おいてから書いてるんで、どうも短くなりすぎて素っ気ないのが悩みなんです。
短くなるとどうしても乙女シャーリーに目がいってしまいますねぇ、このシリーズの場合。
TBのご報告もありがとうございました。スパム対策で承認制にしていますが、基本的にはどんとこいなのでうれしいです!その割には引きこもってるのでTB打ちませんが(笑)。
今、水面下でサイト改装中のためTB等打たないようにしてるんですが、また機会があればぜひおじゃまささせていただきたいと思います。
ありがとうございました!