鳥籠の王女と教育係 永遠の恋人 / 響野夏菜
病で寝込んだ父王の元を訪ねたエルレインは、王の不調の原因に魔法の影を感じ取ったゼルイークのすすめで、王を自分の離宮に招くことにする。そして、思わぬところで亡き母と父、そして叔父の微妙な関係を知ったエルレインだが……
カエル大集合でした。
鳥籠王女第4巻。タイトルと内容からこれ最終巻ですといわれても納得の一冊でした。
カエルじゃなくても王孫子殿下が若干かっこいいって、目の錯覚だったんでしょうか?と思う部分がちらほらとあったりエルレインを巡って水面下での争いに一部終止符が打たれたり、ゼルイークが実は序盤からへたれていたという事実が明らかになったりと盛りだくさんでした。
そして相変わらずの王女と教育係の毒舌の応酬と、毒舌に隠された王女の思いやりの言葉に思わずニヤリとしながら読み進めておりました。
次は王女の護衛がメインになるのかな?というようなサブタイトルです。彼女の恋模様も気になるので続きも楽しみです。
鳥籠の王女と教育係 永遠の恋人
響野夏菜/カスカベアキラ
集英社コバルト文庫(2009.07)
ISBN:978-4-08-601307-9
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