聖鐘の乙女 獅子の城と銀の泉 / 本宮ことは

本の感想, 作者名 ま行本宮ことは

リキシスの論文が芸術文化賞に選ばれ、論文の作成を手伝ったアティーシャもその授賞式が行われる王宮に招待される。サリアンの敵の本拠地である王宮にアティーシャが向かうことに難色を示すネイトだが、サリアンの後押しもあり、アティーシャは授賞式に出席することになる。

いろんな意味でサリアン様が凄かった。

男装の女の子の全寮制男子校潜入物語第6巻。今までの停滞が嘘のように [1]停滞していたら停滞していたで、いろんなアレコレをニヤニヤと楽しめるとてもいろいろ進みました。アティの父親の残した楽譜の謎、アティの父親の謎、そしてサリアン様関係等々めまぐるしかったです。

サリアン様のアレコレには本当にびっくりでした。いやいやまさかそっちだったとは……ネタバレネタバレ。黒クロセ先輩といい黒サリアン様といい、黒い人がどっちも素敵すぎる。
アティを囲むイケメンパラダイスの勢力図は一進一退が続いていますが、リキシス先輩が完全にネタ化して行ってるのがすこし南無。そしてネイト先輩に恋する乙女モード(本人自覚なし)になってるアティにすごくニヤニヤしました!個人的にはネイト先輩イチオシなのでこのまま突っ走っていっていただきたい。続きも楽しみです。

img聖鐘の乙女 獅子の城と銀の泉
本宮ことは/明咲トウル
一迅社アイリス文庫(2010.02)
ISBN:978-4-7580-4139-3
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References

1 停滞していたら停滞していたで、いろんなアレコレをニヤニヤと楽しめる