宝塚-雪組 / 「ロジェ」「ロック・オン!」
雪組の水さん・愛原さん退団公演を観てきました。
前半は「これぞ男役!」的な正塚節の復讐物語、後半はうって変わってはじけまくったショーでとても楽しかったです。
■ ロジェ
インターポール!復讐!戦犯!ホシを追いかける上で出会った二人の捜査官!ついでになんか現地刑事との交流!とこの単語だけでお腹いっぱいです。そして、それらのおいしいところをどばっとまとめた作品でしたが……個人的にはアクションシーンが足りないよ!とかちょっと物足りないところもあります。
物語のカラクリも1回見てその場で把握するのには(残念な理解力しか持たない)私には少し厳しかったんですが、いやでも一応ちゃんとなんとかついて行けたよ!まるで英語のリスニングを聴いているようにに物語を追いかけてしまったんですが(ある台詞の意味を理解するのに少し考え込んだらいつの間にか話が進んでいる)、話の筋は「殺された家族の復讐を24年間待ち続けてきた男の話」ということさえ押さえておいたら問題ない。
ヒロインの空気薄っとか(むしろヒロインはロジェの育ての親バシュレ@未沙さん)、早霧さんのそのいっちゃった感のある悪役のビジュアル素敵っとかあほらしい感想が一番に思いついてしまうのですが、水さんかっこよかった~!いつロジェとリアのアルゼンチンタンゴいつ見られるのってちょっとはらはらしながら見てたのは秘密。
話の本筋に全く関係ないけど、最初のスーツ群舞だけでも涎とまんなかったです。
■ ロック・オン!
このショーが凄く楽しかったのです!(あくまで私的な感想なんですが)お芝居で若干ストレスがたまってしまっていただけに、うってかわってのあじけっぷりがすごい!序盤からフルスロットでガンガン踊られて!そして、なんと、かなり後方までの客席下りでハイタッチっ!黄色い悲鳴!すぐそこ水さん口から心臓っと動揺する程度に死ぬかと思いました。OPの盛り上がりがすごくて、客席から口笛もとんでたんじゃないかな、宝塚では珍しいなっ!て凄くテンションがあがりました。
ぎんぎらぎんの場面から、幻想的な場面までバラエティに富んでるのも良かったなぁ。孔雀のところとかは、水さんこの髪型にこのお衣装好きなんだなぁとか勝手に妄想してました(だって、この組み合わせよく見るんだもん)。そして圧巻は40人の黒燕尾。なんか凄いんですけど、凄いんですけど(大事なことなので2回いいました)。ずらーっとみんな並ばれて銀橋の水さんをお見送りするところが壮観でした。
宝塚のショーはやっぱりいいいなぁ素敵なだぁと改めて確認したショーでした。
以下蛇足。
私の観たところの近くに、外国人さんだけで来られたグループがいらっしゃって、お芝居終わったあとは「妙に格好良かったけど、難しかったね。話よくわかんないわ」(意訳)とおっしゃっていたので大丈夫かなぁと勝手に心配してたんですが、ショー終わったあとに興奮気味に「ふぁんたーっすてぃっく(とても素晴らしい発音で)」っと手をたたかれているのをみてなんかうれしくなってしまいました。まず外国の人に見てもらうならまずショーだと思う(笑)。
ディスカッション
コメント一覧
明日観に行くのでさりさんとこに予習にきました。
ふむふむ、なるほど。
>話の筋は「殺された家族の復讐を24年間待ち続けてきた男の話」ということさえ押さえておいたら問題ない。
ということなんですね、押さえときます!
ショーはすごく評判いい感じですよねー。
客席降りとは、絶対一階席希望じゃないですか!
来い!一階席!(直前までわからないのです)
圧巻の黒燕尾も楽しみです、ヅカといえば黒燕尾ですもの~。
水さんが退団したら、また一時代終わったなぁと感慨深いです。
(トウコさんのときも思いましたけどね、笑)
こんばんは~、今頃きっと、観に行かれて反芻中!ですね。
もうすっかりロジェの内容が飛んでいますが、後ろ姿が男の美学なことは覚えています。
ロック・オンもきっと楽しまれたことでしょう……あの燕尾服は本当に圧巻でした(恍惚)。ファンキーの腕まくりも良かったですが、やっぱりトラディショナルな燕尾服もよいものですね。
誰かが退団されると、一時代が過ぎ去ったなぁと感じるのは同感です。しかし、次々にまたスターさんも誕生されていくので、それを追いかけるのもまた楽しく。切ないけど、でもでも!といろいろ複雑な気分です。