身代わり伯爵の花嫁修業II 嵐を呼ぶ花嫁合宿 / 清家未森
もしかして:このシリーズに(比較的)普通の女性はいない。
花嫁修業編の二冊目は、女の子祭だよ!という予定だったらしいミレーユの側近捜しの合宿でした。
もうミレーユとリヒャルトのイチャコラは、男の約束で謹慎中なのになんでそこまでラブいんですかーといろいろすごすぎてもうこれ外で読めません。一人でこっそり読むの推奨(もちろん、床ローリングのためにそれなりの場所は必要ですし、床は綺麗にしておきましょう)。好きにやっちゃってくださいーと思いながらもどこまで行くんでしょうね。
話の本筋自体は、側近捜し+キリル編決着付いた+まだくすぶってるよ旧体制!と陰謀面も楽しかったです。お掃除は完了したモノのまだまだ火種はくすぶってますよね。結婚までの道程は遠そうです。
キリル問題は、(珍しく)私の予想通りで彼が不憫でした。天然系で乙女系で暴走系(byフレッド、P235)の大公の血筋を遺憾なく発揮してしまった彼ですが、まだまだ出番はあると信じてます。いい子だもん。
わりと盛りだくさんでとても楽しく、突っ込みたいことはたくさんあるんですが読んでしまって満足しているということもありますので、今回の感想は短めにしておこうかなと思います。
※一番最初の「まともな女性陣はいないのか」ですが、元から暴走娘、鉄拳制裁母、ハーレム願望娘、超ツンデレ娘、黒魔術娘、妄想日記娘、そもそも元の性別が違う人、超絶色気妃と癖の強すぎる人ばっかりだった上に、今回加わることになったお嬢さんもすごい人揃いで……。あ、一人は普通かもですが。
男性陣の方がいわゆる「普通の人」(たとえば、副長とかアレックス君とかはまだ普通じゃないですか?)がいるような気がしたもんで……。
身代わり伯爵の花嫁修業II 嵐を呼ぶ花嫁合宿
清家未森/ねぎしきょうこ
角川ビーンズ文庫(2010.10)
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