宝塚-星組 / 「宝塚 花の踊り絵巻―秋の踊り―」「愛と青春の旅立ち」
星組公演「宝塚 花の踊り絵巻―秋の踊り―」「愛と青春の旅立ち」を観て参りました。
綺麗なお着物から鼻血でそうな軍服姿まで大変いろいろ眼福でしたっっっっ!
■宝塚 花の踊り絵巻―秋の踊り―
秋から冬、そして春を迎えるまでの和物ショー。和物は誰が誰だか全くさっぱりなんですが、衣装の色合いというか遠目から観たときの華やかさが素敵で、大変満足です。綺麗だったなぁ!
夢咲さんのお人形さんのようなかわいさに「くーーーっ」となってしまいました。洋装でもお人形さんみたいにかわいらしいけど、和装でもほんとうにかわいくて。頭ちっさ!つぶらな瞳かわいいっ!とめろめろ。
男役陣のきりりとしたかっこよさも素敵だったなぁ。ラスト近くの鳳稀さんは若旦那とか、ちょっと斜に構えてパイプくゆらしてそうだ!と妄想がもそもそ沸き立ちました大変です。
■愛と青春の旅立ち
有名映画の舞台化。私、この映画を全く知らなかったので(事前予習も間に合わなかった)、なんの思いこみもなくすんなり観ることが……できませんでしたよ!あのポスターの夢咲さんの昭和さに大変いろいろ不安を感じたりしてたんですが、そこら辺の不安は杞憂でした!いや微妙にすみれコードは大丈夫なのか!とか思ったりもしましたが、最後なんか妙に感動したし、なにより制服が、軍服がっ!(観た後からこればっか) 訓練服も黒軍服も白礼服も素晴らしすぎる。なかでも、フィナーレでのみんな白軍服いいね!主役ふたりのキラキラは必要だとは思うけど何ならいっそみんなと一緒にシンプルなんでもいいよ!って思いました。
一番印象に残りましたのは、何と言っても鬼軍曹の鳳稀さん。「ディー・オー・アール!(DOR:Drop On Request)」のねちっこーーーい発音が印象的すぎます。全体的にいじめるためのあのねちっこさがすごい。今までの鳳稀さんからは鬼軍曹が想像できなかったのですが、はまってた……!
訓練生仲間では引き続きのパッキン短髪がかっこいい涼さんもよかったんですが、シド役の紅さんもすごいなぁ、と。なんでその二週間が待てないんだ!とか突っ込みたくはなったんですが、すれ違いが切なかったです。あと、唯一の女性候補生のシーガー役・音波みのりちゃんに目が釘付け。女性軍人とか紅一点とか大好きという点を除いても、がんばる姿がかわいかったです。
あと、面白かったのは「カウボーイ」役の水輝さん。いつもアドリブがあるのかは分かりませんが、二階席に高校の団体さんが二組ほど来られていたようで、そのあたりを取り込みつつの指揮者の方との漫才が面白かったです。歌わせてあげて!ってちょっと思いました(笑)。こういうのがあるから、生を観るのはやめられません。