シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子 / 三川みり
ああああ、なんかイライラするっっっ!
なんだか一気に季節が過ぎ去ってシリーズ開始から急に一年経っちゃったよのシリーズ第三巻。短編に出てた人とかいきなり出てきてこの人誰?(※短編はたぶん読んでない)と思いながら、さあ今度こそアンのサクセスストーリーを……と期待して読んでたんですが、なーんだかちょっと期待と違ったような、いやでも合ってるようなとそんなお話でした。
砂糖菓子職人として、意地悪にも偏見にも妨害にも負けずに一途に作品に取り組むアンの姿勢はいいんですけどね、女だからといってアンにアレコレするあの人達の器の小さいことっ!しかもやることせこいわ卑怯だわで終始イライラしながら読んでしまいました。このイライラが解消されるくらい最後にすかっとやり返すのかと思ったら、そんなこともなかったしなぁ……次回にお預けなんだろうか?個人的には、かなりもやもやがたまってしまったので、同じ巻の中で昇華したかったです。これで次待ちとかなんの拷問。
やっと何となく男を見せたジョナスさんにもっといいところをっ!とかキースさん黒幕と思ってて本当にごめんなさい、これでいきなり次巻で黒幕だったっ!とかいう展開ないですよねなどととりとめのない感想を抱きつつ、次もまってます。だって今、生殺し状態だもん……。
シュガーアップル・フェアリーテイル 銀砂糖師と白の貴公子
三川みり/あき
角川ビーンズ文庫(2010.12)
【bk1/amazon】