金星特急3・4・5 / 嬉野君

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行嬉野君

絶世の美女「金星」の花婿になるべく、乗ったが最後途中下車はできない「金星特急」に乗り込み各種試練をクリアしてきた錆丸。ユースタスの知り合いの言語学者であるアルベルト王子が、金星特急になぜか途中乗車し、次に金星特急が停車したのは草原の真ん中で、砂鉄の所属している傭兵集団・月氏のキャンプの近くだった。ここで金星特急の乗客は、月氏の入団試験を受けなければいけなくなる(第3巻)。

やっぱり一気読みして正解ーおもしろいー!

小説・ウィングスで連載中の「金星特急」。2巻まで読んだ時点で、「3巻以降を読むと絶対に続きが気になって気になって仕方がない、ここは買うだけ買ってあえて塩漬けにしておこう。」と積んでいた金星特急を3巻から5巻まで一気読みしました。一気読みできてすごく良かったのですが、6巻は、まだ、か……という結末に。6月に続きがでるようなので我慢はできますが、もうちょっと待ったほうが良かったかなーとか思いながら。

3巻で試練の舞台となった「月氏」、これがかなり癖のある一団で、今までの試練のようにこのあとはあんまり関わってこないのかなぁと思いながら読んでいたらそうでもなく、その後の展開にがっつり絡んできます。鎖様をはじめとし、みんな癖がありすぎるなぁ。砂鉄やユースタスが金星特急に乗り込んだ理由、ユースタスの秘密なんかが徐々に明かされ、そしておおここで噂のラブ寄せ!これは胸キュン!という展開にごろごろしました。非常にごろごろしました。更に、金星に会いたい会いたいという錆丸も、思いもよらない秘密を抱えていてこっちもびっくり。この世界が抱える「違和感」である世界共通言語関係も、どえらく大きな展開を見せ始めて……。

めちゃくちゃ面白いので、続きが早く読みたいです!

金星特急 3 (ウィングス文庫) 金星特急3
嬉野君/高山しのぶ
新書館ウィングス文庫(2010.10)
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金星特急 (4) (ウィングス文庫) 金星特急4
嬉野君/高山しのぶ
新書館ウィングス文庫(2011.06)
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金星特急 5 (ウィングス文庫) 金星特急5
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新書館ウィングス文庫(2011.12)
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