宝塚-宙組 / TOP HAT
朝夏さんと実咲さんのコンビお披露目公演でイギリスミュージカルの初日本語版化の作品を見てきました。
息をするようにチャラい朝夏さんがとてもチャラかったミュージカルでした(褒めてる)。
ニューヨークからロンドンにやって来たチャラいショースター・ジェリーが、ロンドンのホテルで出会ったモデルのデイルに一目惚れ、しかしデイルはジェリーが友人の夫と勘違いして話がだんこじれてきて……という終盤なんだかよくわからなくなってくるドタバタコメディでした。ツンツンデイルが一瞬で恋する瞬間は、たぶんミュージカル的には「一緒に踊ってる間に心が通じる」的な解釈をすればいいんでしょうが、ちょっとついていけないところもありましたが、デイルの乗馬服可愛かったしミュージカルだから!(魔法の言葉)
タップダンスは見応えあるし、娘役さんががっつり燕尾服きてタップしてる!と普段あまり見られないものを見られてなんだか得した気分だし、実咲さんのドレスの数々はカリスマデザイナー(予定)がデザインしただけあってかわいいし、主人公の二人はもちろんかっこよくかわいく、そして周囲の人々もただひたすら面白く腹筋がよじれました。だめだあれすみれコードの限界に挑んでるとしか思えない。アルベルトが、イタリア人デザイナーが(笑)。イタリア人がみたら怒るであれ……というソロ曲でしたが、そのソロ曲の後に衝撃のすみれコードの限界。あれおかしい……(ほめてる)。
七海さんと純矢さんのなんかもうわけがわからない夫婦愛もすごかったなぁ。なんかめちゃくちゃなんですが、「それ以外はあいらぶゆー」の曲が実はなんだか一番素敵だったりするのでもうこのギャップが!純矢さんのすごいマダムっぷりが、中川家礼二演じる大阪のおばちゃんを彷彿させるものがありましたが、それすら面白い。
しかし、一番美味しいところをかっさらっていったのは誰がなんと言おうと寿組長であることは確実かと思われます。あの執事おかしい(褒めてる)。
中盤若干中だるみかなぁというところはあったりなかったり、ですが最後の最後は無敵のハッピーエンド(ただしあの人は……南無)でストレスフリーなのでよいミュージカルでした!楽しかった!