シンデレラ伯爵家の靴箱館3 仮面の乙女は真を歌う / 仲村つばき

本の感想, 作者名 な行仲村つばき

アランに縁談が持ち上がっているという話を聞き心揺れるエデルに、当のアランから「慰安旅行」の提案がある。二人でアランの考えた(デート)プランに従った「完璧」な慰安旅行のために王都に出かけることになるが、王都で魔術師の靴

アランさんの口説き文句がザ・残念。

シリーズ三冊目。アランさんが攻めに攻めてるのにどこかはずまくってるのが相変わらず楽しいお話でした。悩みを抱えたお嬢さんたちが、一度は闇に飲み込まれつつも前を向いて進んでいくのがよいなぁと思えるシリーズなのでこのシリーズは好きです。
恋するエデルはかわいいし、アランの有能な参謀(でどう考えても大好きなお兄ちゃんで遊んでいるとしか思えない)ルディアもナイスプレーでした。そして今回はどうやら物語の黒幕登場?というような展開。しかもその正体ももうちょっと引っ張るのかなぁと思ったらサクッと明かされていましたが、その背後にもっと大きな何かがあるのかなー。

アランの大告白大会がすごいことになってましたが、またここからどかーんと落とされてしまいそうなので、続きが待たれます。

シンデレラ伯爵家の靴箱館3 仮面の乙女は真を歌う
仲村つばき/あき
ビーズログ文庫(2015.01)
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