浪漫邸へようこそ(全3巻) / 深山くのえ

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行深山くのえ

子爵家の令嬢紗子は、失踪した父の多額の借金を返済するためのお金を工面するため向かった質屋で、帝大の医学生伊織に出会う。この出会いをきっかけに、子爵家で「下宿屋」を始めることにした紗子は、伊織に徐々に惹かれていき……

子爵令嬢と(ぱっとみ)書生さん(に偽装している)医大生の恋物語!大正ロマン!

楽しかったです(上記一行だけでお察しください)。

紗子さんのおっとりしながらも芯の強いところと、伊織さんのあたりが柔らかい好青年に見えてここぞというときはがつんと頼りになるところとがとてもいい組み合わせだなぁと頬を緩めながら読んでおりました。子爵邸で下宿することになった伊織と伊織の紹介でやってきた友人たちが個性的でおもしろく、問題が起きた時のチームワークの良さは見事でした。
紗子のどうしようもない身内や、問題を起こす人々はうわーーーと読んでいてイラッとしますが、そのあたりは伊織さんと仲間たちがずばっと爽快に片付けてくれるのであまりストレスも溜まらず、紗子と伊織さんの恋模様にやきもき(はしないんだけど)じれじれして、3冊通して楽しかった!というお話でした。おかげさまで一気読みして寝不足です。

浪漫邸へようこそ
深山くのえ/あき
ルルル文庫(2014.08)
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浪漫邸へようこそ ~初夏の嵐~
深山くのえ/あき
小学館ルルル文庫(2014.12)
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浪漫邸へようこそ ~花開く日~
深山くのえ/あき
小学館ルルル文庫(2015.04)
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