宝塚-月組 / 「舞音-MANON-」「GOLDEN JAZZ」
今年最後の大劇場公演、月組さんの公演を観てまいりました。白軍服は正義!アオザイも正義!白軍服とアオザイで倍率ドン!という公演でした……!
■舞音-MANON-
アベ・プレヴォーの「マノン・レスコー」を元に、20世紀初頭のフランス領インドシナを舞台にフランス人将校シャルルと、シャルルが一目惚れした美少女マノンを描いた物語で、ひとまず白軍服祭りが目に優しく、そして愛希さんの小悪魔ぶりが恐ろしいお話でした。
ストーリーは好き嫌いがはっきり分かれそうな話だなぁ、少なくとも私は苦手だなぁとは思っているのですが(なんで、そこで、そうなる!と何回か思いました。背景がきちんと語られるとろこはあるものの、それでも納得いかないというか。色恋は論理的には行かないものなのよ、というところなんでしょうけど)、こう、舞台が全体的に「綺麗」で見ていて飽きないので、個人的にストーリーがイマイチでも全体的に眼福だったのでそれだけで満足です。あと、ストーリーが(略)でも、うえだけーこ先生のお話はむかっとするようなセリフ回しがないので、それだけでストレスを感じない。これは同性特有の「わかってる」感なのかなぁ、とも思わなくもないです。
と、いろいろ思うところもありますが、あくまでも「私はどちらかと言わなくても理性理性と連呼してた親友の方が親近感持てて、主人公周りに納得がいかないので話が個人的に合わない」だけで、ビジュアル的には全く問題がないというかむしろ寿命が伸びましたありがとうございます!という勢いでよいものでした。
■GOLDEN JAZZ
事前に振り付け動画まで公開されていて、お客さんも是非参加してくださいねーというやる気に満ちたショーで、そしてとても楽しかったです。理性が邪魔して一緒に踊りはしませんでしたが、ちゃんとレクチャー通りの手拍子はしました!(これが私の精一杯) あと、今回はB席が取れなかったのでひっさしぶりに1階席で見てたんですが、客席と一体になれるショーの1階での観劇で感じる満足感は言葉に言い表せませんね!という位楽しくて1階席最高!(最後列だったけど)と興奮しまくっていました。客席おりがあって、後ろまでジェンヌさん(私が知っているというか月組で数少ない把握してる人)が来てくださってこっち見て笑ってくれた……ぜったいこれはいつもの思い込みじゃなくてこっち見て笑った……(反芻)。
ジャズの有名どころのナンバーがすごく多くて、終始楽しいのは間違いないんです。そんな中で、ジャズとは?と首をかしげる場面もあるんですが、このジャズとは、の場面が進むごとにすごくよいものでしてね……あれ、モチーフはアフリカかな?あの場面は「トップスター愛希れいか」を堪能するためにある、大層エネルギッシュな場面でした。もう愛希さんがトップスターにしか見えない(笑)。このまま次の全国ツアー(龍さんがいない)のショー(アパショナード)もトップスター愛希れいかで構成するといいと思うよ、と思いました。