悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました2 / 永瀬さらさ
クロードを下僕(アイリーン目線)として破滅エンドを回避したアイリーンだが、引き続きゲームの続編に話が進んでいることに気づく。またしても破滅エンドを回避するために、クロードの反対を押し、クロードに黙って続編の舞台であるミーシャ学園に男装して潜入することにしたアイリーンは……
アイリーンの最強具合が相変わらず楽しかった!
プレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢に転生したアイリーンが、破滅ルートを回避するためにラスボスである魔王を手なづけた1巻目。引き続いての2巻は続編シリーズでの破滅回避のために、続編シリーズの攻略対象を次々に「落としていく」アイリーンの力強さが爽快でした。男装はともかくアヒルのきぐるみというわけのわからないごまかし方でクロードの目をごまかすアイリーンの作戦が楽しかった……。今回はクロードは一部蚊帳の外状態なのに、ひたすらアイリーンに色ボケしている場面が多く登場シーンが前巻より少ないのにそれほどの不在感を感じなかったのはいろいろと流石だなぁ、と思いました。
物語は悪役令嬢陣営vsヒロイン陣営という様相をなしてきてなかなか大変なことになってきましたが、3部もオンラインで連載中とのことできっと書籍化もするはずなので楽しみです。
悪役令嬢なのでラスボスを飼ってみました2
永瀬さらさ/紫真依
角川ビーンズ文庫(2018.03)
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