茉莉花官吏伝 五~十六 / 石田リンネ

茉莉花官吏伝 五~十六 / 石田リンネ お気に入り
白楼国の皇帝・珀陽に見いだされ文官の道を歩みだした茉莉花は、皇帝に抜擢されることについてだれにも文句を言わせないために圧倒的な実績を積むため、珀陽の設定する数々の難題を乗り越える。若手有力官吏の登竜門である御史台から手柄を奪う事、周辺国からの客人がもたらした難題を波風を立てずに解決し内乱一歩手前の状況を解決すること、そして潜入不可と言われる国の情報を収集することと着実に課題をこなす茉莉花は、同時に珀陽とも二人だけの秘密の関係もじりじりと進んでいた。

茉莉花、怖い子……と(本人は絶対否定するけど)茉莉花の理解者・春雪くんの目線で読んでいる節がありました。

昨年に引き続き溜めているシリーズを読んでやろう企画、18巻くらいまで出ている茉莉花官吏伝を一気読みしています。一気読みするからわかる茉莉花の恐ろしさというか規格外さ、堪能いたしました。本人はその才能を自覚しているし、狙ったところにもっていっているというのもすごいですよね。茉莉花は基本はふんわりというか、若干オトボケ感もあるんですが(特に突っ込み要員の春雪くんの前ではだたのボケポジションなのがいい)。

意味が分からないくらいの有能さをもつ茉莉花が数々の難問を、運の要素もあるとはいえうまい具合に解決していくのはすごく楽しいし、茉莉花の好敵手(のはずなのにただの追っかけみたいになっている)若手官僚やら、茉莉花に秘密を握られて結果的にいいように扱われている別の若手官僚さんも面白かったですね!まさかここでタイトル(茉莉花官吏伝)回収があるとは!というところもよかったです。

よいものといえば、茉莉花と珀陽のジレジレな恋の模様もこれまた面白い。来る日までお互い片思い状態でいましょうって、いましょうって、なんて理性的な(笑)。
公私ともに最後は大団円であることが約束されているような話なのでそのあたりは安心して読んでいるのですが、あっと驚く超展開での納得の着地点を期待して読み続けようと思います。

茉莉花官吏伝 五 天花恢恢疎にして漏らさず
石田リンネ/Izumi
ビーズログ文庫(2019.12)
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茉莉花官吏伝 十六 待てば甘露の日和あり
石田リンネ/Izumi
ビーズログ文庫(2024.05)
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(書籍情報は今回の感想対象の最初の五巻と最後の十六巻)

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