本の感想, お気に入り, 作者名 ま行深山くのえ

華族の生まれながらも生後すぐに平民の家に養子に出された千鶴は、育った家の窮地を救うために十六歳にして子爵である東明家に復籍する。しかし、復籍したのもつかの間、千鶴は借金で首の回らなくなった東明家の「東明喜和子」として、借金先の「大つき屋」に嫁ぐことになる。

大正時代のシンデレラストーリー。おもしろかったー。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行石田リンネ

政争を避けるために「おこぼれ」で時期女王になることが確定しているレティーツィアは、来るべき即位に向けて着実に地盤を固めていた。そんな中、王族を狙ったと思われる「呪いの魔方陣」が連続して発見される。自らへの挑戦と受け止め、なんとしても犯人を挙げようとするレティーツィアだが、捜査をすすめるうちに思いもかけぬ人物が犯人候補として浮上してくる。

ほぼ一貫して兄妹祭りで私の中でも祭りが開催された!

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

大陸で最も力を持つヴォルムス帝国の皇太子妃の選考会に参加した小国の公女レティアーナだが、皇太子妃になるつもりは全くなく予定通り最終選考に残らずに帰国できるはずが、とある人の気まぐれで滑りこみで最終候補に紛れ込んでしまう。選考会の当事者なのにやる気のない皇太子カリアスと利害が一致したレティアーナは、自分を結婚相手に選ばない代わりに皇太子妃選びの手伝いをするという密約をカリアスと交わす。

可愛いお話で、面白かった!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行鮎川はぎの

「聖剣の巫女」になるべく聖地に渡ったジークリンデだが、祖国でクーデターが起き、前王家の生き残りとして新王の息子ディーハルトの花嫁として祖国に連れ戻される。大切な人を救うために花嫁になる条件を受け入れたジークリンデだが、結婚までの間にディーハルトを出し抜く隙を虎視眈々と狙っていた。

わー、これはまた好みな腹黒×腹黒。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行嬉野君

絶世の美女「金星」の花婿になるべく、乗ったが最後途中下車はできない「金星特急」に乗り込み各種試練をクリアしてきた錆丸。ユースタスの知り合いの言語学者であるアルベルト王子が、金星特急になぜか途中乗車し、次に金星特急が停車したのは草原の真ん中で、砂鉄の所属している傭兵集団・月氏のキャンプの近くだった。ここで金星特急の乗客は、月氏の入団試験を受けなければいけなくなる(第3巻)。

やっぱり一気読みして正解ーおもしろいー!

本の感想, お気に入り, 作者名 た行田牧大和

演技力とハッタリで「(いかさま)陰陽師」としてそこそこ繁盛している吉次のもとに、訳ありの三人の美人の娘さんがやってくる。三人の中で誰が呪われているかということを調べて欲しいという依頼に、吉次は「弟子」のおこととともに事件の真相を探ろうとする。

おことちゃんが可愛すぎて悶絶した。少女小説読みの人なら楽しめると思うなぁ。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行汐見まゆき

小国マーテルの第四王子リヒトは見た目が取り柄で、その趣味から「釣り王子」と呼ばれつつものんびり穏やかにマイペースに過ごしていたが、ある日父から大国バフラムの女王アマリリアに婿入りするよう申し渡される。王子の責務として婿入りを決意したリヒトにつきつけられた現実は、婿入りと同時に自分と同年代以下の少年少女7人の父親となることだった。

これは良い王宮ホームコメディだな。好き好き。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

孤児院育ちのティアナは、ある日領家唯一の跡取り娘として名家に引き取られる。財産を狙う親戚一同に跡取りとして認められるため、社交界デビューを立派に成し遂げなければならなくなったティアナは、彼女を迎えに来た教育係兼忠実な番犬ヴィリーの特訓を受けることになる。

今回もよいにやにや物語でした。いいもの読んだ。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行薙野ゆいら

留学生としてソフィアとアレクシスの前に現れたルーカスは〈闇の書庫〉に敵対する〈黄昏の処刑者〉の構成員だった。ソフィアの持つ力と、アレクシスのその出自から二人を勧誘するルーカスに対し、シリスから密命を受けた二人はルーカスの話に乗る素振りを見せることになる。

綺麗にまとまった良い最終巻でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行涼原みなと

由緒はあるがお金はない子爵令嬢エデレイドは、成金の御曹司との結婚話を回避すべく、一攫千金を目指して競馬場に向かい、そこで「黒旺号」に魅了される。そして、競馬場で夢敗れたエデレイドには、成金との縁組に変わりなぜか名門でしかも黒旺号の馬主のアンブロージオ侯爵との結婚話が用意されていた。政略結婚と納得ずくで嫁ぐことになったエデレイドは、侯爵が黒旺号を売ってしまったことを知り、侯爵に借金をして黒旺号を買い戻し、その借金を返すために身分を隠して騎手として黒旺号とレースを挑むことになってしまう。

エデレイドの前向きさが清々しかった!