本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

孤児院育ちのティアナは、ある日領家唯一の跡取り娘として名家に引き取られる。財産を狙う親戚一同に跡取りとして認められるため、社交界デビューを立派に成し遂げなければならなくなったティアナは、彼女を迎えに来た教育係兼忠実な番犬ヴィリーの特訓を受けることになる。

今回もよいにやにや物語でした。いいもの読んだ。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行薙野ゆいら

留学生としてソフィアとアレクシスの前に現れたルーカスは〈闇の書庫〉に敵対する〈黄昏の処刑者〉の構成員だった。ソフィアの持つ力と、アレクシスのその出自から二人を勧誘するルーカスに対し、シリスから密命を受けた二人はルーカスの話に乗る素振りを見せることになる。

綺麗にまとまった良い最終巻でした。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行涼原みなと

由緒はあるがお金はない子爵令嬢エデレイドは、成金の御曹司との結婚話を回避すべく、一攫千金を目指して競馬場に向かい、そこで「黒旺号」に魅了される。そして、競馬場で夢敗れたエデレイドには、成金との縁組に変わりなぜか名門でしかも黒旺号の馬主のアンブロージオ侯爵との結婚話が用意されていた。政略結婚と納得ずくで嫁ぐことになったエデレイドは、侯爵が黒旺号を売ってしまったことを知り、侯爵に借金をして黒旺号を買い戻し、その借金を返すために身分を隠して騎手として黒旺号とレースを挑むことになってしまう。

エデレイドの前向きさが清々しかった!

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小田マキ

フォーサイスとの溝をなかなか埋められずにいたブルーデンスは、フォーサイスに不信を植えつけると分かりながらも兄の危篤の知らせに実家に駆けつける。一方のフォーサイスは、元副官の面影を追いながらも、ブルーデンスに惹かれているという事実にようやく気づき始める。そして、フォーサイスの命を受け、ブルーデンスの身元とブルースの行方を探しに隣国に向かったライサチェックは、「ブルースの死」の真実を知る。

おいしいのに!そこが一番おいしいところなのに!(とか言いながら面白かったです)

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行小田マキ

性別を隠し騎士団の副隊長を務めていたが、親の命令でその騎士団をやめ、今度は女としてある有力貴族の当主に嫁ぐことになったブルーデンス。大切な人のために命令を受け入れ間諜として嫁ぐことになるが、嫁ぎ先が元上司のフォーサイスである上に、フォーサイスの仕事仲間であった時とはまるで違う冷酷な対応にブルーデンスは……

こ、これは……!(大層好みでした)

本の感想, お気に入り, 作者名 は行響野夏菜

イの王の守護を失ったエリアルダを救うため、父の跡をつぐことを決意したゼルイーク。ゼルイークがたとえ何であろうとも彼の花嫁になることを選んだエルレインに、周囲は彼女の選択を応援する。しかし、エルレインはゼルイークと歩む未来についてある懸念を抱き始める。

見事に!大団円でハッピーエンドでした。感無量。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行みどうちん

「教官殺し」と恐れられ、燃える闘魂を抱く騎士候補生のビビアナは、国の宝である魔術師の護衛を任務とする白騎士隊に抜擢され、邪神と恐れられる伝説の魔術師ユハの専属護衛を命じられる。持ち前の燃える闘魂でユハに仕えるビビアナは、護衛ついでに引きこもっているユハを引きずりだすという使命も果たそうと奮闘するが……

引きこもり魔術師と燃える闘魂、この組み合わせは面白かった!

本の感想, お気に入り, 作者名 か行九月文

シリスの命令でしばらくの間国境近くの砦エルヴァの赤竜隊の応援任務につくことになったシエラ(ルーシェ)は、亡くなった父親と同期の赤竜隊の隊長グレンにかわいがられる。一方、ルーシェが目の届かないところに行ってしまったことにより否応なく自分の気持に気づいてしまったスメラギは、予定を前倒しにして定例会議の開かれるエルヴァに向かうことにする。

早っ!

本の感想, お気に入り, 作者名 た行高殿円

パルメニアの王座を得るために、シングレオ騎士団を始めとする有力者の協力を得、ローランドに進行するルシードの前に、和解したかに思われたリドリスが立ちはだかる。また、ルシードから離反した草原の民にジルが捕らえられているという知らせも入るが、ルシードはリドリスを、そしてジルを犠牲にしても前に進む決意を固めて…

豚はすべてを救った。

本の感想, お気に入り, 作者名 あ行宇津田晴

世界を股にかける一流の商人を目指すカヤは、用意された婚約話から逃げ出すためにツテを頼って通訳の仕事を獲得する。しかし、その仕事先の地でカヤを迎えたのは、幼なじみかつカヤの「婚約者」であるエリク。エリクからの「エリクが参加するあるオークションで、エリクの助手兼婚約者を見事に演じ切れたら婚約はなかったことにする」という挑戦を受けたカヤは、カヤの雇い主(予定だった青年)の快諾もありエリクと行動を共にすることになる。

このシリーズ、最高だわ……(ゴロゴロゴロ