本の感想, 作者名 は行響野夏菜

エルレインの元婚約者・アレクセルに課された使命を知ったエルレインは、自分たちが選んだ道が果たして正しかったのかと悩む。そして、エルレインの祖国オーディットではエルレインを国守りの魔女にという話が持ち上がる。不自然な盛り上がりに違和感を感じたエルレインだが……

話が進めば進むほど王子様が格好良くなりすぎる。

本の感想, 作者名 た行高山ちあき

家業を継ぐことを決めた美咲は、先日酉の分店の査察にきた本店の御曹司で婿入りするかもしれないという・弘人の事が気にかかって仕方がない。しかし、弘人には他の婿入り先候補がある上に、弘人の実母で橘屋の取締役でもある高子にこれ以上弘人に近付くなと釘を刺されてしまう。弘人への想いを封印することにした美咲は、妖のトラブル解決のために店のスタッフと調査に乗り出すが……

弘人にライバル出現!(ただし相手になってないような気が)

本の感想, 作者名 か行リン・カーランド

フランス貴族の娘・エレオノールは義母が整えた嫁ぎ先が大陸にもその名を轟かすイングランドの騎士、バーカムシャーのコリンと知り、逃げることを決意する。「騎士アンリ」と名乗りどうにかこうにか2年間逃げ延びたエレオノールだったが、仕えている令嬢が近々結婚する、その相手がコリント知り大あわて。令嬢に付き添ってイングランドに向かうことになったエレオノールは、何とか隙を見て逃げだそうとするが、花嫁を迎えに来たコリンが「騎士アンリ」のふがいなさに一人前の騎士に育て上げると妙な使命感に目覚めてしまう。

面白かった!男装なんだけど、なんだけど……!

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

ツァントゥーの小王の孫娘4人からラセルの花嫁を選ぶという重大任務を負う翠蘭だが、本人たちの思惑、周囲の思惑、そしてツァントゥーで渦巻く権力争いから難航を極めていた。

相変わらず盛り下がるなぁ……(悪役の悪事に)

本の感想, お気に入り, 作者名 か行栗原ちひろ

2年前の< 数秘戦争>で英雄的な活躍をしたものの、敵前逃亡したウィルは、亡命先でのらりくらりと生きていたが祖国の姫君の逃亡を助けるというやっかいな仕事を請け負ってしまう。当の姫君・アンジェリンは自身が錬金術師であり、殺された従者を蘇らすために錬金術に必要な材料を求めて遺跡に行きたいらしく……

箱入り王女+元英雄+毒舌幽霊従者の見事なコンビネーション。面白かった!

本の感想, 作者名 ま行松田志乃ぶ

東宮妃候補の座を辞退し、薫子と共に初瀬に引き篭もった宮子は初瀬で五節の姫らとともに、東宮に想いをはせながらも心安らかに過ごしていた。一方、宮子の秘密に気付いた東宮は、蛍の宮の助力を得て五条の邸に向かい、そこで真幸と対峙する。

蛍の宮関係が 唯一の いやし……

本の感想, 作者名 あ行小田菜摘

イリアティーヌは新たに帝位に就いた夫シリウスを支え、ブラーナの皇妃としてできることをしようとしていたが、イリアティーヌの知らないシリウスの過去に大きく関係する女性が現れることによって心乱される。そして同時に、新興宗教であるルシアン教の勢力が無視できない程の急拡大を遂げており……

一つの宗教が国教となるまで。

本の感想, 作者名 か行黒川裕子

海賊ネルヴァーリの一味に身を寄せるシルッカと流浪の公子リンゼイ・ヴォーだが、帝国に立ち向かう海賊達の中、帝国に利する行動を取った公子は投獄されてしまう。一方、様子のおかしい竜のファティオータの騎士として、引き続き戦場に出るシルッカは、ファティオータの圧倒的な力を前に彼女と離れる事が最善の策だと考えるようになる。

コンビはいいものだ。あと、ラブ虎の王様もいい(鉄板)。

本の感想, 作者名 か行リン・カーランド

唯一の庇護者であった兄を失い、父に虐げられているジリアンは黒い竜などと呼ばれ世間から恐れられているブラックモアの領主クリスファーの元に嫁ぐ。クリストファーに殺されると信じ込み、かといって実家にも帰ることのできないジリアンは決死の覚悟でこの結婚に臨む。

これが13世紀のイングランド、なのか!

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他ローラ・リー・ガーグ

所領での遺跡の発掘に情熱をもやすトレモア公爵アントニーは、貴族の義務として無難なところで結婚問題を片付けようとしていた(結婚より遺跡が大事)。そして、アントニーの元で修復士として働くダフネは、遠くからアントニーを観察するだけで幸せという勢いで密かに想いを寄せていた。しかし、ある夜、アントニーがダフネのことを「竹節虫」と呼んでいるところを聞いてしまい、ダフネは仕事を辞めることを決意する。

ダフネと公爵の一進一退の攻防が面白すぎました。