本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

リーフェス公爵の孫娘ラティカは鍛錬に勤しむ毎日を送り、将来の夢は戦士の一族であるニーダの戦士と公言していた。そんな娘に頭を痛めた父親の友人の紹介で、ラティカは弟と王位を争う第一王子レオニスの護衛を務めることになる。レオニスが無事王位に着くことができればニーダの戦士に、そうでなければおとなしく公爵令嬢として結婚という条件を飲んだラティカはレオニスに発破をかけるが、レオニスの1日の主な居場所はベッドの上という大層な怠け者だった。

ヒロインが武士(笑)、面白かったー。

本の感想, お気に入り, 作者名 か行斉藤百伽

迫害された魔女の末裔のリュリは人里離れた山奥で暮らしていたが、隠遁生活に嫌気が差し街にでてきてその能力を活かして「音箱」を売って生活していたが、音楽にすべてを捧げる変人王子ユトに捕まってしまう。音を封じる能力を持つリュリを理想の女性とし、いきなりリュリに求婚してきたユトに引きずられてリュリはユトの元で「お妃教育」を受けることになってしまう。

そうそう、こういう話が少女小説だよ!と握りこぶしで読んだ作品でした。

本の感想, 作者名 さ行斉藤百伽

20歳になるまでに災厄をもたらすと予言され、人の踏み入れることのない山中に幽閉されている第二王子のアキは、教育係兼「看守」の目を盗んで「移動の神具」を使い(タイムリミット付きではあるものの)幽閉先から脱走した。そこで出会ったのは見た目はどう見ても清廉潔白な聖女だが、ある目的のために「偽巫女」をしているフィリア。初めての脱走でフィリアにいいように使われたアキはもう二度とフィリアに関わるまいとするが、移動の神具を使うたびに何故かフィリアと出会ってしまう。そして成り行き上、アキはフィリアのとある目的に付き合うことにするのだが……

偽巫女様が面白かったー!

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

親が負った借金を肩代わりしてもらうかわりに、富豪の息子で歩く迷惑・バートと婚約したクレアは、20歳までに肩代わりしてもらった借金を全額返済すれば婚約を解消するという約束を果たし、無事婚約の解消にこぎつける。バートから次のバートの婚約者候補に会うための隣国への旅行に誘われたクレアは、珍妙なバートの婚約者としてのノウハウを記した「引継ぎ書」を次の婚約者に渡すためにその誘いに乗る。

これはよいラブコメでした。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

ヴォルムス帝国の皇太子カリアスの妃候補となったフラーウェン公国レアティーナだが、公国からヴォルムスの宮殿にやってきたレアティーナを溺愛する兄四人の策略で、カリアスと距離を置かなくてはなってしまう。レアはカリアスへの想いを持て余しながらも、カリアスの母である皇后の命令で、カリアスとともに先日の事件の「関係者」への「お礼参り」に行く事になる。

かわいいなぁ、もう。

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

大陸で最も力を持つヴォルムス帝国の皇太子妃の選考会に参加した小国の公女レティアーナだが、皇太子妃になるつもりは全くなく予定通り最終選考に残らずに帰国できるはずが、とある人の気まぐれで滑りこみで最終候補に紛れ込んでしまう。選考会の当事者なのにやる気のない皇太子カリアスと利害が一致したレティアーナは、自分を結婚相手に選ばない代わりに皇太子妃選びの手伝いをするという密約をカリアスと交わす。

可愛いお話で、面白かった!

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行斉藤百伽

描いた絵に命を与え具現化できるという「絵術師」のエステルは、とある理由からまったく依頼が来なかった。先輩たちのように文句は言わないからとにかく仕事を!と祈念していたときに舞い込んだのは、まさかの名門公爵家からの仕事。喜び勇んで公爵家に向かったエステルだが、そこで彼女を迎えた公爵家の子息はエステルをすげなく追い返そうとする。仕事に燃えるエステルは実力行使で公爵家に居座り、ようやくこの仕事の「主旨」を聞き出す。

勢いがあって面白かった。ガビちゃんかわいい。