本の感想, 作者名 な行夏目翠

ブラッドフィールド家の後継者選抜に参加することになったジョシュアは、婚約者であるリリアナを連れて前当主の妹シャーロットの住まう邸に向かう。シャーロットは後継者候補を支える伴侶を判断基準に後継者を選ぶという。しかし、全員が集まって程なくして、ブラッドフィールドの顧問弁護士が死亡し、ジョシュアが手を下したと容疑をかけられる

ジョシュアは囚われの姫君か。

本の感想, 作者名 な行夏目翠

常に喪服と仮面を着用し金貸し業を営む未亡人のリリアナは営業許可を維持するために結婚することを迫られる。債権回収に向かった先で保護した訳ありのジョシュア(身元不明の美少年)をその役に仕立てあげることにしたリリアナは、ジョシュアが「盗んだ」という宝石絡みのトラブルに巻き込まれる。

したたかになりきれないリリアナが面白かったです。

本の感想, 作者名 な行夏目翠

北の村の村長の跡取りユキヒラは、都の兵に占領された村を救うために妖の民を村に連れ帰るべく山に入る。絶体絶命の危機を妖の民トウサイに助けられた行平だが、トウサイは約定を破ってまで北の村に行く義理はないとユキヒラの懇願を一蹴する。ユキヒラは山の奥に向かうというトウサイについて行くことにするが……

シリーズ最終巻。私のツボ:○○までカバーするという垂涎ものな一冊。

本の感想, 作者名 な行夏目翠

妖の民シコウの体の中に同居するという状態に陥ってしまった東の村のカヤノ。カヤノにとって夢か現実かの区別がつかないこの奇妙な関係が続く中、シコウたち妖の民の前に強力な妖魔が現れる。その妖魔とカヤノの現在の状況にはなにやら関係があるようだが、シコウはその妖魔との戦いに苦戦する。

意外に苦労性のシコウとちゃきちゃき系のお嬢さんカヤノの物組み合わせが良かったです。

本の感想, 作者名 な行夏目翠

身寄りのないマユリは亡くした兄の犯した「罪」を背負い、罪人として奴隷同然暮らしを送っていた。そんなある日、村を妖魔から守る代わりに、村が8年に一度<妖魔の村>に差し出す若い女としてマユリが選ばれる。<妖魔の村>に連れて行かれたマユリは、予想外の歓迎を受けた上に村の若者・クライの妻となることになるが、クライはマユリの過去に関係する人物だった。

C-Novelsの皮をかぶった少女小説……!(好きです)

本の感想, 作者名 な行夏目翠

レガータ王国の第五王女セシアラは同盟のため、ヴェルマの少年王テオドリアスに嫁いできた。神殿育ちと風習の違いからうヴェルマでの生活にとまどうセシアラであったが、ヴェルマの人々の心の触れ次第に生活になれていく。しかし、平穏に見えたかの生活の中、同盟を揺るがす事件が勃発する。