本の感想, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

天界の二五三番目の皇子・麗姿は神通力は持たないないが類まれな美貌を有し、ぐうたらした生活を送っていた。天界のコスト削減のために地上へ天降り、綺麗国の王女への婿入りを命じられ、騙し討同然で麗姿は綺麗国に送られる。そこで麗姿が出会ったのは、麗姿の結婚相手(予定)の第一王女(美形アレルギー)と、なぜかいかつい仮面をかぶっている第二王女であった。

あっぱれなほど人生イージーモードの皇子様で清々しく楽しかった。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

知らずのうちに大衆紙の記者ユリアと仲良くなってしまったアデルは、アデルとオスカーを記事にしないことを条件に、高級クラブへの潜入調査を引き受けてしまう。潜入調査の事件が一段落したと思ったら、次は孤児院でアデルの知己だという少女が現れ、アデルに就職先を斡旋するよう頼んできて……

オスカーより、なすび(最終巻なのに)。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

少女小説家としてデビューを飾ったアデルは次の作品の執筆のため、オスカーにツンデレを演じさせようとするなどあの手この手で取材を重ねていた。そんな中、アデルの通う学園とオスカーの家にある美術品が世間を賑わす泥棒に狙われるという事件が発生する。絶好の取材のチャンスにアデルは飛びつき……

オスカーおぼっちゃま、おいたわしい……(でも楽しい)。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

公爵家の跡取りオスカーは身分や財産を目当てに寄ってくる女性に絶望し、女性不信に陥っていた。親友ユーディの口車に乗てしまったオスカーは、作家志望の孤児アデルを匿名で支援し、アデルが堕落すればオスカーの勝ちという賭けをすることになる。オスカーのおかげで高等教育をうけることになったアデルは、お金にも身分にも興味のない現実をみている女の子で、オスカーにとっては新鮮で……

我鳥さん流あしながおじさん、おもしろかったーーーー!

作者名 や~わ行・他我鳥彩子

花梨は生身の男から逃げ回っていたものの、天帝の孫で呪いをかけられおり日中は女の姿になってしまうという美味しい設定てんこ盛りの楽耀と婚約することになってしまう。楽耀の呪いが解けないかぎり花梨の婿として披露できないため、先に進まなくていいと安心していた花梨だが、病気を治すという不思議な桃の存在を知り……

寸止めの神様の神通力は健在ながらも。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

麗鋒国の第一公主・花梨は、自分の縁談が進んでいるという話をききつけいつも通り城下に「家出」を決行する。そこで出会ったのは、道士に術をかけられて昼間は女となってしまう(夜は男に戻る)道楽貴族の楽耀とその従者。楽耀たちを世話しながら隠れ家を点々とする花梨は、楽耀には複雑な事情があると花梨を迎えに来た弟で皇太子の天遊にその妄想を披露するが、母と同じくその妄想は限りなく正解に近かった。

面白かった!

本の感想, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

魔王の邪気を吸い込んでしまい、神に愛された印である<聖憐の刻印>がなくなってしまったディオナだが、邪気を込めたリンゴを作ればそのうち印が復活すると聞き、ナハトに教えを請いながらリンゴ栽培に励むディオナだが、珍妙なリンゴしかできない。そうこうしている間にナハトにリンゴ作りの挑戦をするために遠方から魔族がやってくる。

全ての元凶がヤンデレというオチだったとかそんな最終巻。

本の感想, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

魔王の気まぐれな一言に林檎作りが一大トレンドになった魔界では、林檎作りが得意な魔界の王子様ナハトが忙しい日々を送り、その横でナハトの花嫁として魔界に連れて来られたディオナが善行のチャンスを虎視眈々と狙っていた。そんなある日、死んでいないのに手違いで魔界に迷い込んでしまった高貴な魂がナハトのもとにやってくる。その魂はナハトの実兄で、何かの陰謀で毒殺されかかったらしく……

相変わらずアホな話と思わせてシリアス。

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

不幸家系のブランシュ子爵令嬢ディオナは、現世での幸せを諦め、来世で幸せな人生を送るために善行を積み重ねることを生きがいにしていた。そしていつか来ると思っていた「借金のかたに父より年寄りの業突張りの商人に嫁ぐ」事になり、その道中妙な三人組に魔界へとさらわれてしまう。そこではナハトと名乗る魔族の王子様が、魔王になるために「聖憐の刻印」を持つというディアナを嫁に迎えるために待ち構えていた。

全編ギャグかと思えば意外にシリアスなところもあり、悔しいけど面白かった……

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他我鳥彩子

ついに皇帝の「寵姫」になったらしい花蓮だが、相変わらず梅花殿にとどまり、ときめきの赴くまま、天綸をあごでつかいつつの日々を送っていた。そんな中、花蓮が拾った不思議な石のせいで、鳴鳴が眠れぬ夜を過ごすことになってしまい……

一冊まるごと壮大なエピローグでした(好物です