本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他山本瑤

天才錠前師トマスの養女として育てられたマージはトマス亡き後、店を継ぎ錠前師として独り立ちをする。そんな彼女の前に、鉄道事業で財をなしたアンブローズ伯爵家の若き当主アレックスが現れる。アレックスはマージに遺産相続に絡んだとある金庫を開けるための仕事を破格の報酬とともに提示してきて……

働く女の子と訳あり伯爵様のスチームパンク風味のコバルト文庫、良いものでした。

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

お茶農家の養女・珠華は茶畑で行き倒れていた謎の美青年・絋暉を助ける。珠華を気に入った絋暉は、のらりくらりと珠華の家での滞在を楽しむが、ある日珠華の義兄弟・青辰が何者かにさらわれてしまう。青辰をさらった者は都にいると知った珠華は、都に帰る絋暉に無理やり同行することになり、都で繰り広げられる帝位争いに巻き込まれていく。

読み切りじゃもったいないので続きも読みたいなぁ。

本の感想山本瑤

城の妖精たちを一応「抑えていた」レプラホーンが少しの間度に出てしまい、城の妖精たちが騒ぎ出す。そこに現れたのは、現女王にも祝福を与えたことのあるという完璧なハウスキーパーのオーク夫人(妖精)。ケイトリンを狙う妖精王の使いと知りつつもオーク夫人を受けいれたケイトリンだが、近日中に女王の名代としてやってくる老公爵が城に到着する日が近づいていており、その対策にも追われることになる。

気位の高い黒ウサギが役得すぎて。

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

婚約者エリスの治めるネイヴァロンで動物になりつつある使用人達をもとに戻すことに成功したケイトリンだが、次はエリスが黒ウサギに変わってしまう。引き続き妖精王の仕業と睨んだケイトリンは、妖精王のご機嫌を取るべく大々的なお茶会を計画する。

エリス(※黒ウサギ)が妙に可愛くてときめいた。

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

義母に虐げられていたところを、実母の元婚約者ラウールに救われたソランジュは、スイスにある全寮制の女子校に入学する。ソランジュが学園生活にもなんとか慣れた14歳の時に、学園に転校してきた奔放な美少女アレクザンドラがソランジュの寮の同室となる。アレクザンドラに振り回されるソランジュだが、次第に打ち解け合ううちにアレクザンドラが何者かに命を狙われることを知る。

21世紀の「プリンセス」のお話、面白かったー。これはよい少女小説。

作者名 や~わ行・他山本瑤

人付き合いより馬づきあいのほうが好きなケイトリンが暮らすモルガンウッグの農地に、領地を相続した領主・ロウランド王国の第二王子エリスが訪れる。ケイトリンが幼いころ生き別れた家族を助けるために、エリスの居城にあるらしいとあるものをもらうことを条件に、ケイトリンはエリスの「偽物の婚約者」として問題を抱えているエリスの居住地エイヴァロンに向かうことになる。

素直になれない王子様というのはよいものなのです。もふもふ。

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

ティファニーは魔王を倒すため、エディスとイアンテとともに世界の中心の森に向かう。そこで魔王の誘いに乗り一人魔王と対峙することになったティファニー。一方、別ルートで魔王のもとに向かっていたシリンは、クインシーらの力を借りてティファニーのいる場所にたどり着く。

きれいにまとまってよかった。

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

シリンを救うため、魔女インドラの助力を得て国の人々から自分の記憶を消したティファニーは、なぜかティファニーの記憶を失わずにいたクインシーに保護されていた。ティファニーはシリンに変わり魔王の森に行くという運命を課されたエディスを追いかけようとするが、クインシーの結界から出ることが出来ずにいた。

クインシー・ニカ兄妹がいい味を出しすぎてるよなぁ。

作者名 や~わ行・他山本瑤

ようやく想いが通じ合ったティファニーとシリンだが、肝心なところで「防衛本能」がティファニーに働いてしまう上に、シリンを意識するティファニーはどうしてもぎこちなくなってしまっていた。自分が幸せになることでシリンに何が起きるかを草原の魔女から聞いたティファニーは、魔女ととある取引をして……

ティファニーがいちいちかわいい。

本の感想, 作者名 や~わ行・他山本瑤

魔王に「命の焔」を奪われたティファニーだが、本人はそのことを知らず周囲が彼女を気遣う様子に違和感を感じる。ティファニーを助けるため、シリンとエディスそれぞれが、命の焔を奪われたものの長生きをしたという伝説の女性にまつわる解決法を模索するが……

あああ、いつまですれ違ってるのこのふたりは!と最後の最後までやきもきでした。