<本の姫>は謳う2 / 多崎礼
故郷の母親が病で倒れたという話を聞き、7年ぶりに故郷に戻ったアンガスと<姫>。故郷の街の異様さに違和感を感じたアンガスは、母の病気にスペルが絡んでいることを突き止める。一方バニンストンでアンガスを待つセラはエイドリアンからアンガスの歩んだ過去を教えられる。
<本の姫>シリーズ第二巻。徐々に明かされるアンガスの過去と、そして同時に語られる「俺」の物語が進むにつれて両者の繋がりがだんだんと見えてきて俄然おもしろくなってきました。このシリーズは恋愛色が薄いのかなぁと思っていたらあなた、想像だにしていなかった「俺」サイドでの予想以上の胸キュン展開に心が鷲掴みです(違)。アンガスサイドでもセラちゃん本領発揮(?)で華やいで参りました。セラちゃんの口調がちょっと笑ってしまったんですが(でもかわいい)、その芯の強さがめちゃ好みです。がんばる女の子はやっぱりいい。
アンガスの優しさと強さ、そして「俺」の決意と思い、二人ともかっこええので読んでいてしびれます。両者共に幸せなエンディングを迎えてほしいのですが、「俺」の方は何となく暗雲立ちこめる展開のような雰囲気がひしひしと。続きも楽しみです。
<本の姫>は謳う2
多崎礼/山本ヤマト
中央公論新社C-Novels Fantasia(2008.03)
ISBN:978-4-12-501024-3
【bk1/amazon】
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