宝塚-雪組 / カラマーゾフの兄弟
雪組のドラマシティ公演「カラマーゾフの兄弟」を観てきました。
今日はこれ観た後に二次会に行ってきたんですがね……登場方法が階段がだーって上から出てきてそこから登場したんですよ!大階段っ!と驚きました(注:友人にヅカ属性は全くない)。ヅカ友に教えてあげようと思います(大階段があるよと)。
閑話休題。
そんなわけでカラマーゾフですが、簡単な感想は続きに。いつも通り小難しいことは一切抜きで萌えで行きたいと思います。
毎度の事ながら「原作読んでからいくかー」(世界的な名作だというのに名前しか知らなかった)と思いながら幾星霜、机の上に本部屋から引っ張り出してきた本は積んでたんですが結局手をつけず、最後の手段でwikipediaのカラマーゾフの兄弟のところ読んで行きました。ちゃんと原作読んだ方がもちろんいいんでしょうが、おかげで人物関係に悩むことなく観られました。読んでいって良かった……。そして原作に思い入れがないというか読んでないのでとても普通に何の邪念もなく楽しめました。
世界的な名作とちょっと構えていきましたが、2時間にまとまっているのでとてもスピーディーで忙しい展開でした。重たい雰囲気あんまりなくてぐいぐい進んでいくとてもパワフルな舞台。本当に「ミュージカル」で会話も歌で進んでいったりでどんどん進みます。音楽がなにやらすごい人らしく(ゲド戦記とかの音楽の人らしい)、ああたしかになんかすごい心に残るなーと思いながら観てました。カラマーゾフの衝動が頭から離れません。衝動衝動ー。
今回一番印象に残ったのはヒロインの白羽さんが超美人ということです。なんてすばらしい……。あえて下品に振る舞っていらっしゃる部分もあるのに、下品なのに気高いってどういうことですかこれ。さすがだなぁすごいなぁ。
そして次のポイントはカラマーゾフの三兄弟です。兄弟愛にキュンキュンしました。お互いに何のかんので兄弟愛です。彩吹さんの次男はまあ彩吹さんなんでもちろん注目してたんですが、三男が個人的にとても気になりました。とても好青年でした。胸キュンです。ああもちろん野心家でおにいちゃんなんて「ちっ」と思っているくせにお兄ちゃん思いだった次男もツボです。
そして主人公のミーシャさんですが。なんか新しいタイプの主人公像ですね。軍人なのに軍服にキュンと来ない宝塚って初めてだよ(注目ポイントが間違ってる)。いろいろ気になるところはあったんですが、やっぱりポイントはアレだ。ラストの手錠付きラブシーン。すごく色っぽくて切なくてかっこよくてとにかくとても目の保養でしたごちそうさま。無精髭付いてたけどそこがいい。
で、副組長の人のすごいおやじっぷりもすごいなぁと。女性、のはずなのになぁ元は……。このおやじっぷりだけでも必見のような気がしなくもないです。
簡単なフィナーレとしてロシア民謡メドレー付き。えらくかわいかったです。彩吹さんとか副組長の歌がやっぱりすばらしかったですね。カーテンコールも1回おおかったのかな?なんかえらいノリノリでした。たぶんこの後芸術劇場でやってる宝塚のスペシャルステージがあるからテンション高かったというのもあるかもです。
というわけで、心の中の積本リストに追加しておこうと思います。
ディスカッション
コメント一覧
こんばんは♪
次々と観に行かれていて羨ましいです。
たぶんとっても長くて重いロシア文学が勢いよく進んでいくミュージカルになっていたんですね。
私もコムさんが主演した『アンナ・カレーニナ』を読もうかと、
図書館のリサイクル本を貰ってきたのはいいんですが、
もうずっと積んであります・・・。
tomekitiさん
こんにちは。また観ちゃいました……。
同行人と私のツボがびっみょーに違うので、お互いに「観たいー」と思うものを観に行くとこんな感じになってしまいます。あとは生はそのときだけとか観られるうちに観ちゃえとかそこらへんが複雑に絡まり……。
音楽がすごく良かったですよー。うじうじどろどろ重々のロシア文学なのになんて軽快!という展開で楽しかったです。
わたしもヅカ繋がりでいくらか「原作本」に手を出してますが、まともに最初から最後まで余すことなく読んだのは「紅はこべ」と「傭兵ピエール」くらいですかね……。名作系は元気なときに読まないとたぶん絶賛寝落ちコースが待っていると思うのでなかなかタイミングが難しいです。