鳥籠の王女と教育係 恵みの環の花嫁 / 響野夏菜
見事に!大団円でハッピーエンドでした。感無量。
あらすじ何書いてもネタバレなんだけどどうしよう、できるだけぼかしてみよう(でも、シリーズ読んでる人が読むと一発で分る)と悩みつつ、まあいいやと思ってあらすじを書いたシリーズ最終巻。前巻でなんというところでおわるんですか!これってハッピーエンドほんとうに大丈夫なの?とやきもきしてしまいましたが、見事にハッピーエンドで幸せ気分でした。ストレートにハッピーエンドではないんですが、個人的には良いなぁと思います。
エリアルダとダキニアの戦争を中心に描くのかとおもいきや、そこらへんはあっさり終わり主に戦後処理のアレコレとエルレインとゼルイークの選択を軸に、カエル王子の決意などもおりこんでの展開でした。カエル王子が非常に好きなので、彼の決着もちゃんとついてよかったなぁ。リオはかっこよくて、そして乙女で素敵だった。
ついでに何か物足りないと思ったら、表紙にカエルがいないんだ!いや、たしかに虫よけはなくなったのでカエル化しないんだけど、でも、やっぱり物足りないわ(笑)。
このあと、惜しくも途中で終わってしまった(としか思えない)ダナーク魔法村シリーズにどう続くんだろうと思わず期待してしまうようなアレコレを若干のこしつつでもあったので、これを機にダナーク復活しませんか、無理ですか…。
鳥籠の王女と教育係 恵みの環の花嫁
響野夏菜/カスカベアキラ
集英社コバルト文庫(2012.02)
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