ダブル・コントラクト 想いが募る初熱望!? / 香月沙耶

本の感想, 作者名 か行香月沙耶

ヴァハラ獣界にやってきたラウラ、ヒューバート、そしてキルラは妙なヴァハラ・イーノスを一行に加え、クロエの足跡を追っていた。一方、クロエは契約を交わしたリムルの案内である場所に向かおうとするが、その場所になかなかたどり着けずにいた。

だから、将軍、もうちょっとおちついて。

ヴァハラ獣界に舞台を移しての2冊目。ラウラがキルラに同調しているとはいえ邪魔するものはいない!(イーノスいるけど)状態のヒューバート将軍がいろんな意味でノンストップでした。飛ばすなぁ、将軍(ここ数巻いつも思う感想)。そのヒューバートの言葉にあたふたするラウラが可愛いので突っ込むのもやぼかなぁと微笑ましく見守ろうと思います。
物語もだいぶ佳境に入って参りまして、腹黒いのかなんなのかイマイチつかめないクロエの目的や、謎のヴァハラ・イーノスの狙い、そして白いもふもふキルラと黒いもふもふリムルの「ヴァハラ」じゃないかもしれない疑惑など、どうなるのかなぁ、といったところ。留守番組もばたばたしているしなので、続きも楽しみ。

ダブル・コントラクト 想いが募る初熱望!?
香月沙耶/椎名咲月
ビーズログ文庫(2012.12)
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