不本意ですが、竜騎士団が過保護です1・2 / 乙川れい
隣国に嫁ぐ大好きな妹姫を見守るために、身分を隠し下働きとして竜騎士団に潜入した王女リオノーラだが、早々に「竜殺し」と恐れられる騎士団長ハーヴェイに正体を知られてしまう。ピンチを切り抜けるために、従来からハーヴェイが契約をもちかけていた竜アセクルの申し出を受け入れ、アクセル対リオノーラとハーヴェイという二重契約を結ぶこととなってしまう。
ノーラちゃんの突き抜けた妹ラブがすごかった。
冷遇されている王女姉妹が、妹の輿入れに伴い姉もこっそりついていって正体かくして見守るつもりがさっさとバレてしまってどうしましょう、というラブコメ。チャラいと見せかけて実はかなりシリアスかつ頼れる団長ハーヴェイ、外面よいものの策略家の面も持つ妹(姉大好き)、そして無自覚に魔力を垂れ流す王女らしさがまったくないリオノーラ(妹大好き)が楽しかったです。
「竜殺し」のハーヴェイが背負っていたものをノーラが見事に解決してしまった1巻目、そしてきな臭い国際状況が絡んでくる2巻目と両方共シリアスな背景をもちつつも、安定のラブコメぶり。特に2巻終盤にハーヴェイが「自国の王女だったら」、というあたりが、非常に、非常にツボにはまり……(単純)。
ノーラとハーヴェイのなんとももどかしい距離感と、ノーラが騎士団のみんなに愛されている(かわいがられている)様子がとてもよいものなので、続きも読みたいなぁ。
不本意ですが、竜騎士団が過保護です1
乙川れい/くまの柚子
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不本意ですが、竜騎士団が過保護です2
乙川れい/くまの柚子
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