フェルディナンドが去ったエーレンフェストでは予定より早まった粛清により混乱し、新体制下での様々な問題も噴出していた。粛清によって一番の力を持つことになった派閥からローゼマインを次の領主とする圧力も強まる中、ローゼマインと婚約することで次の領主の座を確保していたヴィルフリートとローゼマインとの仲が悪化していく。そんな中、王族の要請で貴族院の図書館で王族と領主候補生しか入れないという書庫に入ることになったローゼマインは、現在の王と王族が入手できていない王の証に近づいていた。
不穏!不穏!とにかく不穏!でした。