本の感想, 作者名 な行仲村つばき

下町で兄とともに食堂を切り盛りする看板娘のアップルは、街でも並び立つものがいないほどの酒豪。そんなアップルの前に、見目麗しい青年オーガスタがアップルに飲み比べを挑んでくる。青年を軽く返り討ちにしたアップルだが、オーガスタはアップルに求婚し、なし崩し的にアップルはオーガスタの家、伯爵邸に連れて行かれることになる。最近領内で続く異常気象を治めるため、領地を守護する神の力を取り戻すためにオーガスタの子供を生むか、神に捧げる料理を作ることを選ぶことになったアップルは、ひとまず仮の結婚をした上で伯爵邸の料理人としての料理をつくることにするが……

ヒロインが終始酔っ払ってた!

本の感想, お気に入り, 作者名 な行永瀬さらさ

バイオリニストのミレアは念願のドイツェン宮廷楽団に入団し、成り行き上、公爵家の跡取りかつ第一楽団の指揮者アルベルトと「求婚者よけ」の婚約者になってしまう。ミレアを下僕扱いする偉そうなアルベルトに反発を感じるミレアだが、アルベルトのアドバイスをうけて、第二楽団の仲間とともに切磋琢磨していく。一方、「養護院から見出された伯爵令嬢」というミレアの出自をさぐる動きがあり……

おもしろかった!良い少女小説!

本の感想, お気に入り, 作者名 な行長月遥

ひどい花粉症から逃げるために、なんとか北方の小国の王太子イスカとの婚約を成立させた大国の姫君フローレンスだが、北方の国にも夏がやってきてしまう。故国よりましとはいえ花粉は飛んでいるため、フローレンスは自室に引きこもることを決意するが、そんな矢先に西方諸国との国境に大砂漠帝国軍が攻め込んできたという情報がもたらされる。フローレンスは故国の権威を盾に進軍の助けとなるため、軍を率いて救援に向かうイスカに同行することになる。

まさか戦記物少女小説になるなんて!(嬉しい誤算)

本の感想, お気に入り, 作者名 な行長月遥

重度の花粉症のため、花の溢れる大国から北方の小国ラハ・ラマドの第一王子イスカに嫁ぐことになったフローレンスは、イスカの婚約者としてイスカと着実に絆を深めていた。そんな中、異国に留学していたイスカの弟セクトが友人の正教会の聖職者を連れて帰国する。セクトの友人は建国の経緯から正教会に蔑まれているラハ・ラマドに対して偏見を持っていないというが、フローレンスはこの訪問に疑問を抱く。

面白かったー。私好みの宮廷陰謀少女小説でたいそう満足です。

本の感想, 作者名 な行仲村つばき

エデルとの結婚を両親に表明したアランだが、案の定父親からの承諾はもらえなかった。アランの母親の提案で、エデルはアランと離れてルディアとともに魔法の靴が絡んでいる可能性のある乙女たちの秘密の会合に出席し、事件性の有無を確認することになる。

アランさんって最後まで、あれ。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行長月遥

重度の花粉症を何とかするために花にあふれる大国から花のない土地に嫁ぐことを熱望するフローレンス王女は、ようやく婚姻を希望するという返事を北方の辺境国の第一王子イスカからもらう。花粉症から脱却できると意気揚々とイスカの元に向かったフローレンスだが、この婚姻の裏にあるものを勘ぐられてしまう。

可愛らしいお話でおもしろかったです。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行仲村つばき

父であるディセント家当主アルヴァからエセルとの結婚は認められないと宣言されたアランは、エデルを社交界デビューさせようとダンスの特訓を始める。そんな中、エデルは母と祖父の墓参りのために故郷に戻るが、そこでレイと再会する。レイから母を生き返らせるために力を貸すことを提案されたエデルだが……

白鳥で大笑いしてたらかなりのクライマックスだった。

本の感想, 作者名 な行永瀬さらさ

赤と黒の針騎士を従えることになった王女ジゼラは、妹姫の結婚相手を見つけるための舞踏会を主催することになる。自分と違い父王に愛される妹ヒルデとほとんど姉妹らしいことをしたことがないジゼラだが、ヒルデをこちら側に取り込もうとヒルデのもとに向かい……

展開はやっと思ってたらもしかして2巻完結?

本の感想, お気に入り, 作者名 な行仲村つばき

靴の力で治める街が幽霊街になってしまったという女侯爵がガラスドームを訪れ、アランに助けを求めてきた。アランはエデルとともに件の街シエルナを訪れることになるが、侯爵が街の中に入ることのできる数少ない存在だと紹介された男は、魔術の世界と決別するために姿を消したセスにそっくりな人物だった。

相変わらずアランさんがひどい(褒め言葉)。

本の感想, お気に入り, 作者名 な行永瀬さらさ

「預言」がすべてを支配する大国ノルン王国では、代々「針姫」が「針王」と針姫の護衛役でもある赤と黒の「針騎士」を選び、針王と針騎士は年に一度くだされる預言を成就させ、国の繁栄を支えていた。当代の針姫ジゼラはとある理由から父である現針王に冷遇されており、人前に出るのは年に一度の預言がくだされる夜だけであった。

戦記モノの少女小説はとても好みです……(好き)。