本の感想, お気に入り, 作者名 か行栗原ちひろ

人間に恋をすると人間になることのできる「魂持ち」の人形。歯車都市の人形師ヘイディの工房で作られた「魂持ち」の少年人形イファは人間になることを夢見て、ヘイディやヘイディの助手アーセルと楽しく暮らしていた。しかし、その生活もイファが何者かに狙われることにより終わりを告げる。水葬都市に連れてこられたイファは、人形を憎むという水葬都の元首フォルナートに出会い、恋をした。

本の感想, 作者名 か行香山暁子

婚約者から逃げ出すために駆け落ちをしたが駆け落ちにも失敗して田舎街にたどり着いたイギリス名家のシャロンは、使用人として謎の青年の家に強引に居座る。昭和初期の東北の農村でお嬢様学校の生徒に対抗し、立派な「お茶会」を開くと宣言してしまった千恵はお茶会の準備に奔走する。そして、現代では、彼氏がいるのになかなかうまくコミュニケーションがとれない結子は謎のりんごの精にとりつかれてしまい、りんごの精のとある「復讐」につきあわされてしまうのだが……。

本の感想, 作者名 な行西城由良

「宝印の騎士」の宝印を刻印してしまったスラム出身のノイルは、人々の反感をおそれ一人を出奔することを決意する。しかし、ティフェールとウィリップに裏切られたと思いこんだノイルは二人と喧嘩別れをしてしまう。同じ頃、人工宝印の出所を探ろうとノイルの担当教官であるモグラがのらりくらりと敵の懐に入り込もうと画策して……

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行妹尾ゆふ子

皇女より都での療養を命じられ、皇女の異母兄である第三皇子の屋敷に滞在することになったヤエト。そこで図らずも皇位継承を巡る争いに巻き込まれる。北嶺の皇女も同じく陰謀に巻き込まれていることを知ったヤエトは、思わぬ人物の助けを得て北嶺を目指すが、冬を迎えた北嶺への道は困難で……

本の感想, 作者名 や~わ行・他琉架

精霊を見るという不思議な力を持つ商船の船乗りイオは乗っていた船を海賊に奪われ、家族のように大切な船長と船員達を失ってしまう。船長達の敵を討つことを決意したイオは、命の恩人でもあるジルクス率いる海兵隊に海賊のアジトを餌に入り込み、復讐を果たそうとするのだが……

本の感想, 作者名 あ行相羽鈴

港町で強くたくましく生きるストリート・キッズのランは、ある日突然何者かに捕まり奴隷市場に送られる。市場でランを買ったのは、とある海賊船の船長。船長曰く、どうやらランは「呼子の海姫」と呼ばれる幻獣界への入り口を見つけることができる唯一の存在らしい。慣れない船上での生活に四苦八苦しつつも、なんとかもとの町に帰ろうとするランだが……

本の感想, お気に入り, 作者名 さ行須賀しのぶ

実戦ごとに未孵化としての力を増す陽菜は、世界各地を転戦し強力なアンゲルゼを配下に従えてゆく。しかし、時間の経過と共に同じ未孵化の有沙の体調は悪くなり、陽菜はついにある決断を迫られることとなる。そして迎えたクリスマスシーズン、神無島の周辺海域で海軍がアンゲルゼと交戦を開始した。

本の感想, 作者名 ま行毛利志生子

シャンシュン王リク・ミギャの元に嫁いだリジムの妹セーマルカルと心安らかな時間を過ごしていた翠蘭だが、翠蘭を利用しようとする王太后の策略によってとらわれの身となってしまう。しかも、幽閉先では懐かしい人との思わぬ再会があった。吐藩のため、そして自分を守ってくれた人々のために、協力者の協力を得て幽閉先から抜け出した翠蘭だが、道中道案内とはぐれてしまい……

本の感想, お気に入り, 作者名 や~わ行・他雪乃紗衣

吏部次郎・李絳攸の処遇を決めるための御史大獄が開催されることとなり、絳攸の弁護側として憎き強敵・清雅に真っ向勝負を挑んだ秀麗は、なんとか「戦果」をあげることができた。しかし、吏部尚書解任を受けて紅家出身の官吏達が一斉に出仕を拒否、そして紅家が経済封鎖を行うという事件が勃発。紅家本家も絡んでいないというこの事態は、紅家の秘密が絡んでいて……

今回の感想は私基準ではネタバレしていないんですが、なにぶん本編の内容が内容なだけにネタバレしてませんと言い切ることはできませんので続きは自己責任で。

本の感想, 作者名 な行薙野ゆいら

金蘭国の有力貴族の末姫で毒薬作りという変わった趣味を持つ綺理、綺理の事実上の婚約者である王弟・冬惺、冬惺の従者・翔波の三人は、子どもの頃ある「契約」を謎の淵妖・真羅としてしまい、国を荒らす淵妖とよばれる妖にまつわる重大な秘密を隠していた。種々の事情から王都から離れる必要の出た三人は、淵妖被害が頻発している北部の調査のために旅に出ることにするのだが……