本の感想

黒椿姫の優美なる謀略 / 葵木あんね 作者名 あ行

黒椿姫の優美なる謀略 / 葵木あんね

父王を皇帝選挙に勝たせるため、選定王のひとりであるロディオンに嫁ぐことになったリュシュリーゼはその美貌をフル活用してロディオンを骨抜きにしようとするが、平和王と称されるほど脳天気な王様にその手は全く通用しなかった。選挙が近付く中、なかなかこれといった決め手がなく焦るリュシュリーゼだが、隣国が攻め入ってきたという報が入る。

陰謀モノでラブ甘。

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贅沢な身の上 そう、吐息がときめきを教えるの! / 我鳥彩子 作者名 や~わ行・他

贅沢な身の上 そう、吐息がときめきを教えるの! / 我鳥彩子

花蓮に皇太后毒殺未遂の容疑がかかり、天倫は急ぎ花蓮を実家に帰し、花蓮の周囲の人物に花蓮が後宮に上がったことは夢と思わせておくように言い含め、その間に事件を解決しようという「夢オチ作戦」を敢行する。しかし、花蓮は自分が後宮に、そして天倫といたという証拠を必死に探し始める。

陛下が!残念じゃない!

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薔薇色プリンセス・レッスン(全2巻) / 山本瑤 作者名 や~わ行・他

薔薇色プリンセス・レッスン(全2巻) / 山本瑤

義母に虐げられていたところを、実母の元婚約者ラウールに救われたソランジュは、スイスにある全寮制の女子校に入学する。ソランジュが学園生活にもなんとか慣れた14歳の時に、学園に転校してきた奔放な美少女アレクザンドラがソランジュの寮の同室となる。アレクザンドラに振り回されるソランジュだが、次第に打ち解け合ううちにアレクザンドラが何者かに命を狙われることを知る。

21世紀の「プリンセス」のお話、面白かったー。これはよい少女小説。

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白桜四神 花嫁修業は五里霧中 / 伊藤たつき 作者名 あ行

白桜四神 花嫁修業は五里霧中 / 伊藤たつき

帝の命で「里桜」として尚侍として宮廷に出仕することになった「白桜」は、なんとかして早々に役目を辞退しようとするが帝がなかなか許してくれない。そうこうしているうちに、帝の側室たちから「正妃」候補

これまた大変なところで第一部が終わってしまった。

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見習い騎士姫の恋違い/ 咲村まひる 作者名 さ行

見習い騎士姫の恋違い/ 咲村まひる

憧れの騎士団長マグナスに会い、そして隣に立つためにコルディア騎士団への入団を志願するジゼルは、「裏の手」を使ってなんとか騎士団に潜り込む。しかし、騎士団は日課のはずの街の見回りもおこなっていなかった。見習い騎士達のリーダー格の青年ヒューイを説得し、なんとか一緒に街の見回りを始めることができたジゼルは、ヒューイと、そして騎士団詰め所の隣に住む貴族の少年リノと共に見まわりついでの人助けをすることになる。

なんともかわいいお話でした。

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金藍の守護者~あなたが私の聖王さま~ / 香月沙耶 作者名 か行

金藍の守護者~あなたが私の聖王さま~ / 香月沙耶

ルシアの弟ミゲルが行方不明になったという知らせを受け、イザークは守護者たちを連れてルシアの故国オルストンに向かう。ルシアたちが到着したその日にミゲルが発見され、イザークはオルストンの人びとが催すささやかな宴でルシアが育った環境を実感する。

家族以上恋人未満、な微妙な関係がよいものですねぇ。

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紫陽花茶房へようこそ~ふたりのための英国式魔法茶~ / かたやま和華 作者名 か行

紫陽花茶房へようこそ~ふたりのための英国式魔法茶~ / かたやま和華

女学生の月子は縁あって銀座の路地裏にひっそり佇む洋館にある「紫陽花茶房」で放課後アルバイトに勤しんでいる。茶房のオーナーはイギリス伯爵家の御曹司で母親が日本人の紫音(自称魔女の孫)。紫音は店にやってくる訳ありの客達を夜のお茶会に誘い、魔法のお茶を振る舞っていき……

北斎(猫)がかわいい。

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ガラクタ伯爵の婚約 人形の花嫁の欠けた心 / 瑞山いつき 作者名 ま行

ガラクタ伯爵の婚約 人形の花嫁の欠けた心 / 瑞山いつき

兄が作った巨額の借金を肩代わりしてもらう代わりにナトライト伯爵家のアダムに嫁ぐことになった伯爵令嬢セラフィーナは、アダムとその家令以外は自動人形しかいないというナトライト伯爵家に辿り着くやいなや自動人形に襲われてしまう。

あら、これはなかなか(好みです)。

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ユニコーンの恋文 / 石和仙衣 お気に入り

ユニコーンの恋文 / 石和仙衣

魔法の鷹ノアが守護する<夢の平原>で花婿を待つ最後の乙女になったカタリアは、ひとり彼女を迎えに来てくれる青年を待っていた。そんなある日、平原にエルダーと名乗る無愛想な青年が迷い込む。すんなりと平原とカタリアの立ち位置を理解したエルダーだが、彼はカタリアを平原から連れ出すつもりはなく、ひとりで現実世界に帰ってしまう。これ以上待ってられないと平原から旅立つことを決めたカタリアは、自分の手で幸せになることを決意する。

これもまたよい少女小説でした!

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聖鐘の乙女 太陽の王冠と天空の調べ / 本宮ことは 作者名 ま行

聖鐘の乙女 太陽の王冠と天空の調べ / 本宮ことは

「フィスハの遺物」に触れたアティーシャは意識を乗っ取られ、ロウエン中を植物で埋め尽くしてしまう。アティーシャを元に戻すため、ネイトはジェッツらとともにアティーシャが立てこもっている聖教会に向かう。

アティは最後までアティでした。楽しかった!

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