本の感想, 作者名 ま行三川みり

上東国の第一皇子・刀火(の腹心・雅近)に半ば拉致される形で刀火の宮に赴くことになった絵師見習いの千樹は、屏風に封印されているはずの国を滅ぼす力を持つ「鬼」の封印が切れかかっているため、再度封じ込めることを依頼される。

殺伐としているようなしていないような、絶妙な距離感。

本の感想, 作者名 ま行三川みり

銀砂糖師の称号を手に入れたアンだが、それと引き替えにシャルはアンの元を離れてしまった。シャルを取りもどすため、ペイジ工房の職人頭として工房の建て直しに挑戦することになったアンは、凋落したかつての名門工房のしがらみに立ち向かう。

職人の矜持と現実と。

本の感想, 作者名 ま行三川みり

季節は巡り、一年に一度の砂糖菓子品評会の時期がやってきた。今年こそはと意気込むアンだが、今年は砂糖林檎の実りが悪く、王国全土の砂糖林檎を一元管理することになるという情報を得る。銀砂糖を確保するためには、因縁のラドクリフ工房派での精製作業に参加しなければいけないが、同時に品評会の作品も作らなければならない。数々の妨害を乗り越えて、アンは自分の作りたい作品を作り上げるが……

ああああ、なんかイライラするっっっ!

本の感想, 作者名 ま行三川みり

銀砂糖師を目指す少女アンは、新年を前に宿代に事欠くギリギリの生活を送っていた。アルバーン公爵が破格の報酬を示し、砂糖菓子職人を募集しているという話を入手したアンは、相棒の妖精達とアルバーン公爵が治めるフィラックスを目指す。

ミスリルかわいい。

本の感想, お気に入り, 作者名 ま行三川みり

たったひとりの身寄りである母親を亡くしたアンは、母親のあとを継いで「銀砂糖師」になるべく都で行われる王家主催の砂糖菓子品評会に出場すべく旅に出る。品評会まで時間がないため、危険な街道を突っ切ることにしたアンは、妖精市場で口の悪すぎる戦士妖精のシャルを雇い入れる。アンに助けられて恩返しをすると息巻く妖精と、アンに求婚するおぼっちゃまジョナスという妙な道連れと共に都への道程をすすむアンは……

おとぎ話っぽい雰囲気を醸し出しつつぴりりとスパイスのきいた物語でした。面白かった!