伯爵と妖精 すてきな結婚式のための魔法 / 谷瑞恵
伯爵と妖精の、えーと十何冊目(特集本とかはさんでるからもう分からん)かでようやくの結婚式です。感無量です。結婚式を実行するに当たっての並々ならぬエドガーの決意がすばらしいです。さすがエドガーだ。
今回は結婚式を邪魔する妖精と、リディアに近づこうとする謎の女性のお話。妖精さんに関しては、伯爵と妖精史上もっとも「ツンデレ」妖精で不覚にも一瞬キュンときました。結婚式妨害工作に対してエドガーの取ったあの反則技はちょっとかわいそうだと思いますがなんせエドガーですので。
その妖精とも絡んでくる女性関係は……エドガーは間が悪いなぁ、と。エドガーのせいだけではないけど、裏でいろいろ暗躍してる人がいたけど……でもやっぱりエドガーはエドガーです。
結婚式関係はまあ表紙にも出ているように(最終的に)とても幸せ展開でもう感無量ですが、それと同じくらい良かったなぁと思うのはやはりレイヴンとニココンビで。屋根裏の宴会(エドガー飛び入り)とか、レイヴンのニコの好きな物を好きになる宣言とか和みますね。やっぱりこのコンビはとても素敵だ。
ちょっと一息とはいいながらもあの人の暗躍もありつつだった伯爵と妖精、結婚後も続きが楽しみです。
そして、おかげさまでレディー・ヴィクトリアンが読みたくなってきた。
伯爵と妖精 すてきな結婚式のための魔法
谷瑞恵/高星麻子
集英社コバルト文庫(2009.02)
ISBN:978-4-08-601254-6
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