鳥籠の王女と教育係 さよなら魔法使い / 響野夏菜

本の感想, 作者名 は行響野夏菜

アレクセルへの想いととゼルイークへの想いの狭間で揺れ動くエルレイン。しかし。彼女の婚儀の日は刻一刻と近づいてくる。ある日、父王の提案で他国に遊学に出ているエルレインの従弟シラルを招いてのお茶会が企画される。思いの外アレクセルと意気投合したシラルだが、間をおかずしてゼルイークに呪いが発動し、カエルになったシラルが元に戻れないという事態が発生する。

わわわわわわ!(と動揺しながら読んだ)
今回まともに感想かけないわ(いつもかけてないとかそういうツッコミはなし)。

すっごいことが起こっているという噂を聞いて読むのどうしようかと本気で迷ったシリーズ最新刊。噂に違わぬ展開に凄く動揺しながら読みました。ついに姿を現した魔王とエルレインの直接対決が手に汗握りすぎました。

エルレイン、アレクセル、リオ、そしてゼルイークと各々の秘めた想いが切ない!そしてあの人とかこの人の選択も切ないっ!抑えきれなくなった告白もこれまた切ないっ!あの人のあの言葉が格好良すぎるっ!と盛りだくさんすぎました。「どちらも趣深いけどどちらかというと魔法使いより殿下派」だったのですが、今回さらに王孫子殿下の株がストップ高になったことは間違いない。

みんなに幸せになってほしいんだけどどうなるのかなぁ、着地点の見通しが全く立たないので続きが待ち遠しいです。あのラストからどうつながるんだか……。

img鳥籠の王女と教育係 さよなら魔法使い
響野夏菜/カスカベアキラ
集英社コバルト文庫(2010.03)
ISBN:978-4-08-601385-7
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