聖鐘の乙女 恋の歌劇と薔薇のドレス / 本宮ことは
女子禁制の音楽学院に男装して乗り込んだアティーシャは、父親の遺品捜しを行うものの難航する上に、次から次へと事件に巻き込まれていた。そして学院では学院祭シーズンを迎える。アティーシャはクラスの出し物で四苦八苦する上に、上級生との出し物で歌劇のヒロインに選ばれてしまう。
バケツプリンは全甘党の夢。
シリーズ7巻目にしていきなり学院祭に突入した、父親の楽譜を探しに来たはずの男装少女の潜入物語。話がもう全く進んでませんが(本題については数ページだけ記載はあった)、ネイトさんが素晴らしすぎてマデリーンとの女の子トークが可愛すぎたので問題ない!いいぞもっとやれー。
歌劇でアティーシャの相手役に選ばれ、アティーシャへの「想い」に苦悩するリキシス先輩が不憫ながらも面白かったです。そしてなによりネイトさん!今回はネイトさんの影が薄いのかな?と思っていたら最後の最後に大変ゴロゴロいたしました、ごちそうさま。ネイトさんの不器用な優しさが素晴らしい。
次は学院祭本番かと思われますが、外部の人も出入りできる環境なのであの人が仕掛けてきたりときっといろいろ事件が起きそう、ということで次は話が進むかもしれないなー(別にこのままのラブコメも楽しすぎるので進まなくてもいいけど!)と楽しみにしています。
あと、今回のサブタイトルをみて、某コバルトの某シリーズを思い出したのは私だけじゃないと思います。
聖鐘の乙女 恋の歌劇と薔薇のドレス
本宮ことは/明咲トウル
一迅社アイリス文庫(2010.06)
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