宝塚-雪組 / ベルサイユのばら―フェルゼン編―
宝塚歌劇99周年記念公演と思われる、ベルサイユのばらのフェルゼン編を観てきました。
前回の月組のオスカルとアンドレ編がとても良かったのでわりと期待していたものの、先に見に行った人たちの反応がイマヒトツ芳しくなく、一体どんな仕上がりになっているのかなぁと戦々恐々としながら観てたんですが……まあ、ベルばらだし。という感じで楽しんできました。二幕が良かった-!
一幕では、全体的に「ぶつ切り」で「ダイジェスト」すぎて、ベルばらを「全く知らない人」が見たら何がなんなんやらなんだろうなぁ、と、なんか乗り切れないなぁと思いながら観てました。かっこいいんだけど。ドレスは眼福なんだけど。最後の宮廷のシーンも、学級会の吊し上げ(または、国会の予算委員の陰険な質疑応答)かいなと思わずツッコミを入れそうになりました。これは見ていてちょっと辛かった。
二幕も相変わらず「ダイジェスト」だったんですが、オスカルとアンドレの「今宵一夜」から「革命」のシーンはとっても良いものでしたし、ゆけゆけフェルゼンの華麗なる鞭さばきはほれぼれしましたし、ラストの王妃様の凛とした後ろ姿はすごくかっこよかったしで(個人的には)楽しんでおりました。でもねぇ、愛加さんの出番が少なすぎると思うの……せっかくのお披露目公演なのに。
といろいろ思いながらもなんのかんのと楽しんでいる、わりと単純な宝塚ファンです。お祭りみたいなものだし、観ておかないと!というわけで。
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かげきしょうじょ!/斉木 久美子 【amazon/honto】
そして、面白いよーという噂をちょこちょこと聞いて、ちょうど観劇した日に購入したマンガがこちら「かげきしょうじょ!」です。オスカルに憧れ、創立から百周年を迎える神戸にある宝塚歌劇(と似て非なるもの)を目指し宝塚音楽学校(と似て非なるもの)に入学する、身体能力は高いがアホの子さらさ(男役志望)と元アイドルの愛(多分娘役志望)を中心に描かれる物語(の模様)。噂に聞く宝塚音楽学校の様子がそのまま漫画になってて面白いなぁ、しかしこれジャンプ(改)に連載ってジャンプと歌劇は結びつかないけど一体、などと思いながら、続きも楽しみです。初舞台くらいまでやるのかしら?
と、さんざん某所でも宣伝しておいてこちらでもせっかくの「ベルばら」つながりなので。私、回し者みたいだな……!