最強の花婿、探しています!花竜の王女と緑竜の騎士団 / 渡海奈穂
封印から目覚めかけた花竜を倒せる「花婿」を探すためにデイン公国の騎士団に魔法使い見習いとして入団したリカリプスの王女リナだが、見習いゆえ「最強の騎士」とは程遠い落ちこぼれを集めた隊に配属される。
リナちゃんが強くて前向きでかっこいい。
なんとなく買った本が二冊目だったので慌てて買いました!で、シリーズ一冊目をひとまず読了。よく考えて見ればフィリア文庫って初めて手に取りました。アルカナ・ファミリアのノベライズはあるなぁ、と思っていたんですが、手に取る機会がなくて。どんな話かあんまり把握せずに読み始めたのですが、身分を隠して騎士団に潜入した王女様が、やる気のない騎士見習いたちを引っ張りあげて行く姿が非常にかっこいい、そんなお話でした。
リナは「武」を重んじる国において「魔法」の才能を有していたため、魔法の勉強があまりできない一方で、自然と身についた剣の腕を活かしていくところなんかはベタながらも良い展開だなぁ、と。落ちこぼれの見習い達がリナに感化されていく様子なんかもベタながらも良い展開ですよね。ベタながらも思わず胸が熱くなる展開はよいものなんです。
最初は「婿候補を探さなくては!」と意気込んでいたものの、「恋もしたい」という欲もちょっと出てきたリナちゃんが誰を選ぶのか、気になるのでプロポーズされるらしい次の巻を早く読まねば。選択肢は択一だと思うんですが(笑)。
最強の花婿、探しています!花竜の王女と緑竜の騎士団
渡海奈穂/山下ナナオ
フィリア文庫(2013.06)
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